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2006年12月14日

こうのとりのゆりかご ~あなたは賛成ですか?反対ですか?

文責:西村由美子(パワー・インタラクティブ 経営管理室)

こんにちは。経営管理室の西村です。

パワー・インタラクティブでは、毎週水曜日にノー残業デーを実施しています。Webディレクターやデザイナーという職種は、ご多聞にもれず納期との闘いの仕事ですので、ついつい遅くまで仕事をする日々が続いてしまいがちです。そこで、経営管理室の方から、ノー残業デーの毎週水曜日は社内全体でなるべく残業せずに定時で退社しましょうという呼掛けとともに、皆さんが少しでも気分転換になればという意味も込めてその時の私が気になるニュースや伝えたいことなどを社内のメーリングリストで送っています。

今回は、「こうのとりのゆりかご」について取り上げてみました。

熊本のある病院で「こうのとりのゆりかご」という赤ちゃんポストを設置する計画があります。病院の外壁に扉(縦45cm横65cm)を設けて体温に近い36度に保たれた保育器を置き、新生児が置かれると院内のブザーが鳴って医師たちが駆けつけるしくみ。

背景としては、この病院は4年前から予期せぬ妊娠に悩む人の相談に乗る「妊娠葛藤相談」を行なっており、養子縁組斡旋事業者と連携して養子縁組を支援していますが、その中で誰にも言えずにいる中学生もいて、この相談がなければ産んだ赤ちゃんを捨ててしまったであろうと思われる深刻な事例がいくつかあり、実際昨年から県内で捨て子事件が相次ぎ、命を落とすケースがあったということで、命を救う為に設置を決めたらしいです。

「捨て子の命を救う」目的ですが「保護責任者遺棄罪の幇助に当たるのでは」との声もあります。ですが赤ちゃんポストに入れるのは「安全が確保される場所に置くこと」なので同罪には当たらないと法学者。

ドイツでは赤ちゃんポストがハンブルクの保育園に6年前初めて設置され、今では約80か所の病院や保育園に導入されています。ポストに入れられる赤ちゃんの数は1年に約40人とのこと。キリスト教の伝統なのか、恵まれない子を引き取る例が多いのに比べ、日本では施設の要保護児童は32,000人に対し家裁に申し立てた養子縁組は年2,000件足らず。

いろいろと問題があるかもしれませんが、何よりも大切な命に変わりはなく、少子化対策のためにも医療機関や児童福祉、法律専門家など連携し、専門機関をきちんと設置して、貴重な命を失くすことがないように、また、施設の子供たちが一人でも多く家庭で幸せに暮らせるようにしていただけたらと勝手に思っています。

ちなみにこの病院に寄せられたポスト設置に関するメールは賛成31件、反対17件とのこと。皆さんは賛成ですか、反対ですか。

・・・そういえば、毎週ある番組で必ず自然に涙が出てくるドラマがあります。ホームページアクセス数2,000件を超え、年齢問わず賛否両論のある今話題のドラマ。見るたびに改めて尊い命の重さを実感するとともに、生活が一変する決断を下した両親と女の子の勇気に感服です。

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