こつこつマーケティングBLOG | Webマーケティングのパワー・インタラクティブ

こつこつマーケティングBLOG 2007年12月

Home > こつこつマーケティングBLOG > 2007年12月

[ ここから本文 ]

« 2007年11月 | メイン | 2008年01月 »

2007年12月26日

PDCAサイクルは、チェックが大切

文責:岡本充智(代表取締役)

今年も一年を終えようとしている。
一年間振り返り、年初の目標・計画の進捗チェックをしておきたい。

ここで、PDCAサイクルの話。

マネジメントサイクルとしての、PDCAは、ビジネスパーソンには、とても馴染み深いものである。

改めて、PDCAサイクルとは、

 Plan  :目標を設定して、実現のためのプロセスを設計する
 Do   :その計画を実施して、パフォーマンスを測定する
 Check  :測定結果を評価して、目標との比較分析を行う
 Action :分析結果をもとに、プロセスの改善・対策を行う

というものだ。このサイクルを確実に回すことにより、製造プロセス品質の向上や業務改善などに広く用いられている。

ここで、最も重要なのは、チェックである。

チェック、すなわち測定結果の評価いかんによっては、次の改善・対策もいか様にも変わっていく。

PDCAサイクルを提唱した品質管理の父、エドワーズ・デミングは、このチェックの段階を、晩年、スタディ(Study)と言い換えて、PDSAサイクルという言い方を使うようになったと言われている。

 PDSAサイクル

チェックするだけでなく、より詳しく研究していこうという意思が込められている。

しっかりと、目標・計画をスタディして、来年に望もう。

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2007年12月18日

企業倫理と公器の経営

文責:岡本充智(代表取締役)

ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビューの新年号のタイトルは、「公器の経営」だ。

 ダイヤモンド・ハーバードビジネスレビュー1月号

今年は、食品関係をはじめとして、企業倫理に関わる問題が噴出した。
改めて、自社のコンブライアスを見直し、日常の行動にメスを入れた企業も多いのではないかと思う。


ところで、ビジネスの現場で、中長期計画や経営戦略を立案する際に、よく活用するツールに、SWOT分析というのがある。

 SWOT分析

これを提唱したハーバード大学のケネス・R・アンドルーズが、その後、企業倫理を説いた書籍の編纂を行っていたとのこと。
日頃、コンサルティングの現場で、SWOT分析を利用する筆者には、ちょっとした驚きと、分析の着眼点に光を投げかけてくれる。

彼は、誰もが企業組織に身を置くと、道徳心が失われやすいため、組織としてその維持・向上に努めないといけないという。

これから、来期計画や中計の策定に入られるところが多いだろう。

ぜひ、計画に中に、企業は社会の公器であるとの基本的な考えのもと、企業の存在意義を収益利潤の最大化だけではなく、従業員・顧客・地域社会などに対して、社会的責任を負う役割を盛り込んでいってほしいものだ。

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2007年12月10日

ヒット商品アーカイブスを読む

文責:岡本充智(代表取締役)

年末年始になってくると各誌で、ヒット商品の企画特集が組まれる。

 日経ビジネス最新号(2007.12.10)

ヒット商品は、生活者意識の変化に大きく影響されることも多い。
逆読みすれば、ヒット商品を見ることで、生活者意識の変容が読みとれるのではないか。

日経トレンディーがこの20年間のヒット商品をデータベースにしている。
なかなか、圧巻だ。

 ヒット商品アーカイブス

20年前の生活者を刺激したヒット商品には、どんなものがあったのだろう。

 1987年のヒット商品ランキング

1位自動製パン機、2位サラダ記念日、3位NICS商品とある。

この時代は、円高基調にあり、海外からの輸入商品が増加していた時期でもある。

一方で、レトロ回帰も鮮明に出て、サラダ記念日はその象徴のようである。

ふっと、1位の自動製パン機の説明を見て思った。
標準小売価格3万3000円~3万9800円の商品が東京・秋葉原などの安売り店では、3万円まで下がったとある。

ところで、いま売場では、いくらくらいするのだろうか。
当然、性能・機能は、格段に向上しているはずである。

価格.comで調べてみた。

 価格.comのホームベーカリー価格比較

20年前のヒット商品と同じナショナルで、2万円を切っている。
今月発売されたばかりのホカホカの新商品でも、2万2000円だ。
改めて、メーカー・流通・売場を含めた企業各社のコストダウン努力と、
それを享受できている生活者の幸せを感じた。

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2007年12月05日

『ニンテンドーDS』レイトン教授と魔法の箱

文責:森高浩(パワー・インタラクティブ マーケティングデータアナリスト)

先週、ニンテンドーDSのソフトでレイトン教授シリーズ第2弾「レイトン教授と魔法の箱」が発売されました。不思議な町の住人から出題されるパズル(ナゾ)を解くことで物語が進むファンタジーアドベンチャーゲームです。臨場感たっぷりの高品質なアニメーションと大泉洋さんや堀北真希さん、大沢たかおさんなどが声優をしています。社内でも早速購入した人が昼休みに夢中になって謎解きをしています。

さてこのニンテンドーDS、昨年に続き好調な売れ行きが続いています。その購入者を見てみると、これまでの家庭用ゲームファン層以外の人達が多く購入しているそうです。また売れているソフトを見てみると一時話題になった「川島隆太教授監修の脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「おいでよ どうぶつの森」「いまさら人にきけない 大人の常識力トレーニング」など誰でも簡単に遊ぶことのできるお手軽ゲームが上位にあります。

このニンテンドーDSの成功要因はどこにあるのでしょうか?様々な要因の1つにこういった簡単・手軽に遊ぶことの出来るゲームの貢献が大きいのではないかと思います。手軽に遊ぶことの出来るゲームをネットで検索すると無料のゲームサイトがたくさんヒットします。こうしたサイトでは、100万や200万の多くの会員を集めているところもあります。ただゲーム市場の規模というのは、家庭用ゲームのハードとソフトの合計でしかなく、そうした数値を元にした統計データなどを見ていても気がつかなかったと思います。実は潜在的なユーザーがPC上のこのようなゲームにいたのではないかと思います。

任天堂では、従来の家庭用ゲームファン層とは異なる手軽にゲームに接している潜在ユーザー、その中には多くの高齢者や女性層や主婦層などが存在するといったマーケティングデータを見逃さなかったのではないでしょうか。ゲームをやりたがっている人たちが意外なところにたくさんいる。そう考えるとニンテンドーDSが登場し広く受け入れられたのはとても自然なことに思えてきます。

もともと任天堂は、ソニーやマイクロソフトとは違いファミコンを発売する前はマジックハンドやゲームウォッチなどを作っていたおもちゃメーカーでした。そのため純粋に多くの人にゲームを楽しんで欲しいと考えているに違いないと思います。

今後、任天堂はWiiなどを発売し家族でも楽しめる文化としてのゲームを作って行こうとしていますが、このムーブメントは今後も多くの人に支持されていくのではないでしょうか。年末のこの忙しい中、息抜きに「レイトン教授の魔法の箱」でレイトン教授と共にファンタジーアドベンチャーの世界を覗いてみては如何でしょうか。

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2007年12月04日

ネットアンケートを営業に活かす!

文責:広富克子(パワー・インタラクティブ 執行役員)

ネットアンケート活用方法のご紹介も第3弾となる。今回は、BtoB企業での営業への活かし方をご紹介したい。

最初に最近のBtoB企業のWeb活用の動きについて触れておきたい。

昨今、BtoB企業より、Webサイトの営業活用のご相談をよく受けるようになった。背景には、既存顧客だけでは数字は頭打ちになり、新規顧客開拓をしなければならないものの肝心の営業マンが既存顧客のフォローで手一杯。とても新規顧客開拓どころではない。見込みがあるかどうかもわからないリストをもらっても営業マンは動く気にならず、一向に新規顧客開拓ができる目処が立たないという状況がある。

BtoB営業は、最終的には営業マンが直接クロージングに動かなければならないためWebで全て完結するわけにはいかないが、営業プロセスの中で見込み客を集客し見込み度判別を行い、有望な見込み客をリアルの営業につなげることがWebの重要な役割となる。

SEO対策やリスティング広告などを通じて見込み客をWebサイトへ誘導し、その後さらに自社への関心を高めるためには、誘導先のコンテンツ(誘導フック)を充実させなければならない。最終的には見込み客が自社にコンタクトをとるための窓口(営業フック)へどれだけ誘導できたかがWebサイトの営業成果を問われるところとなる。

上記の効果的「誘導フック」「営業フック」づくりにネットアンケートの活用をおすすめしたい。自社商品・サービスのターゲット層に対しモニターアンケートを実施、そこで得た回答結果はオリジナルの業界情報となり、稀少価値の高いものとなる。


アンケート結果の活かし方は大きく3点


1.「誘導フック」としての活用

アンケート結果の基本情報はランディングページのコンテンツとして活用、リリース登録材料としても効果的である。また、特にインパクトのある数字はトップページ上にも表示し、トップページからの訪問者も誘導、有効な「誘導フック」として活躍してくれる。

2.「営業フック」としての活用
  
アンケート結果の詳細情報は、オープンにはしないで業界レポートとして提供資料の一つに活用。ダウンロードもしくは送付するかたちで提供し、申込みフォームを設置すれば「営業フック」としての役割も果たしてくれる。

3.自社商品・サービス企画に反映
  
本来のリサーチとしての役割になるが、アンケート結果から市場の動き、顧客ニーズを発見し、自社の商品・サービス開発に活かすことができる。


自社商品・サービスは、顧客にとっては自社の課題解決のために購入するものであり、課題解決のためには業界特有の情報も重要視される。新商品・サービスの開発が容易にできず営業材料がないとお悩みのBtoB企業は、まずは顧客が求めている情報は何か、つきつめて考えてほしい。顧客が必要としている情報は、有効な営業材料でもある。


【関連サービス】
BtoBネット営業シリーズ
BtoBサイトリニューアル
BtoBサイト運営代行
BtoBイベント集客・フォロー

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2007年12月03日

佐藤可士和と千里リハビリテーション病院

文責:岡本充智(代表取締役)

佐藤可士和の初の著書、「佐藤可士和の超整理術」を読んだ。

佐藤可士和は、キリン極生、ユニクロ、楽天、NTTDoCoMo、国立新美術館などのクリエイティブ・ディレクションをしたアートディレクタである。

佐藤可士和の超整理術

ここで、紹介された、千里リハビリテーション病院のコンセプトに興味を持った。

千里リハビリテーション病院

コンセプトは、「リハビリテーション・リゾート」。

気持ちのいい空間と真摯なサービスを提供することで、心のリハビリになる。
その心のリハビリが、身体のリハビリを後押しする、というのが、コンセプトのイメージだ。

意外といままであるようで、なかった病院のコンセプトだ。

プロデューサの佐藤可士和だけでなく、このプロジェクトには、ユニフォームデザイナ、アロマプロデューサ、BGMディレクタ、ライブラリーディレクタなどの専門家が参画している。

彼がコメントしている中に、

 「いままで、病院はクリエイティブの力を活かしていない」

 「デザインの力で少しでも、患者さんの痛みや苦しみが和らぐならば、
  それは意味のあることである」

このようなコンセプトの病院がこれから、広がっていくことを期待している。

病院とはこういうものなんだという今までの自分の固定概念に、さわやかなメスが入った気持ちだ。


彼は、著書の中で、整理と問題解決との関係についても言及している。

 「整理と問題解決は、同じベクトルでつながっている」

 「問題解決は、あるべき姿を見つけること」

 「ゼロから答えを出そうと思っても、なかなか見つかるものではない」

 「今もっている情報を整理するだけで、解決のための視点が見つかる」

たかが「整理」、されど「整理」なのだ。

コメント [0件]  トラックバック [0件]