こつこつマーケティングBLOG | Webマーケティングのパワー・インタラクティブ

こつこつマーケティングBLOG 2008年05月

Home > こつこつマーケティングBLOG > 2008年05月

[ ここから本文 ]

« 2008年04月 | メイン | 2008年06月 »

2008年05月27日

北京五輪「スピード社」水着騒動と囚人のジレンマ

文責:岡本充智(代表取締役)

北京五輪に向けて、水際の攻防がいよいよ大詰めを迎えてきた。

水泳ニッポンを支える選手たちが、もっともタイムが早く出るという水着を着用することが出来ない。話題になっているのは、英国スピード社が2月に発表した最新競泳水着「レーザーレーサー」だ。この水着は、いままでの水着とは基本構造が全く異なっており、身体を強く締め付け、身体の体積を減らすことで水の抵抗を減少させ、継ぎ目がない素材を使用しているため水をほとんど吸収しない構造になっている。

今年に入り、個人種目で出た長水路(50m)の世界新記録18個のうち、17個がスピード社の水着だ。日本代表合宿でも、試着したところ、軒並みタイムがアップしたという。

コンマ一秒の世界で闘う選手たちにとっては、何が何でも着用して、大会に臨みたいのも当然だろう。

しかし、問題がある。

日本水連はアシックス、ミズノ、デサントの国内三社とオフィシャルサプライヤー契約している。オフィシャルサプライヤー契約は、スポンサー企業が商品・サービスなど様々な支援を行う代わりに、指定された大会での商品の着用・使用を義務付けるものである。

オフィシャルサプライヤー契約は、2017年3月まであり、三社以外の水着を着用すれば、多額の違約金が発生するという。


この話題を追いかけていて、ゲーム理論の「囚人のジレンマ」を思い出した。

 囚人のジレンマ
 
囚人のジレンマは、二人の囚人に黙秘と自白の選択を迫り、一方がもう一人を裏切れば刑が軽減される。双方、裏切りをせず黙秘を続ければ、お互いに刑は受けるが全体としては最適な結果になる。しかし、結末はお互いに裏切りあって、重い刑を受けることになってしまうという。

個々の最適な選択は、全体として最適な選択にならないということを考えさせてくれるゲーム理論の中でも代表例である。


水連は5月末までに、サプライヤー契約三社に対して、スピード社を上回る改良版の提出を指示した。しかし、現実的には、アテネ五輪終了直後から開発を進めている開発陣にとっては、もはや無理難題と言えよう。

私も、10年余りオリンピック種目の競技ウェア開発を担当してきたこともあり、各社の開発陣にとっては、なんとも、改良期間が短すぎて耐え難いものであろうと心中察する。

朗報もある。先日、トライアスロンやオープンウォーター(遠泳)分野では、有名で素材開発力には定評のある山本化学工業が、表面に水の分子を吸い付けたラバー加工を施した究極の素材開発をしており、その素材供給を各社は全面的に受けるようだ。

 山本化学工業株式会社
 
ただ、競技ウェアは、素材とパターンと縫製が噛み合って最良のモノが出来、さらに、競技者が試着テストを繰り返して、本番に臨むことで、記録に反映されるものである。そのためには余りにも時間が短すぎる。

最終的には、6月10日の常務理事会で、スピード社の水着着用の容認の可否について、結論が出るようだ。

さて、囚人のジレンマのケースに当てはめれば、日本水連とオフィシャルサプライヤー各社が、それぞれ、契約履行を優先するか、スピード社水着の着用を容認するかが、問題になろう。

今回のケースは、ここまで、多くの人たちの注目の的になっている以上、契約建前か敢えて容認かの判断が、各社の企業イメージにどう影響するかというところが、経営判断になる。

40年来、スピード社とブランド提携をしてきたミズノにとっては、提携解消をした矢先の出来事だけに、今回の問題は痛恨の極みであろう。しかし、先日、水野社長が、ミズノと個人契約している金メダル候補の北島康介選手のスピード社水着着用について、「ミズノの水着を着用してほしいが、最終的には彼の判断だと思う」として、意向を尊重する発言をしていた。

ほぼ、水際攻防の情勢は見えてきたものの、それぞれのエゴを外して、最終判断をしてほしいところである。

6月6~8日に東京で開催されるジャパンオープンで、各社の新開発水着が試されるようだ。いよいよ、大詰めになってきた。

コメント [0件]  トラックバック [0件]

2008年05月14日

自分で書いたブログのログ分析と仮説

文責:七瀧登(パワー・インタラクティブ マーケティングデータアナリスト)

4月1日に「次のキーワードになるか?-「リード・ジェネレーション」を書かせて頂きました七瀧です。

前回記載してから1ヶ月たちましたが、その間、自分の書いたブログがどのような影響をもたらしているのか、ひっそりと見続け、4月一ヶ月間で私の書いたブログの分析を行ないました。

ページの閲覧数は

・訪問者:58人
・PV数:65PV

でした。そのうち、私が書いたブログに直接進入してきた訪問者は45人もいらっしゃるので、内訳(誘導元)を調べますと、

検索エンジン経由:16名
ダイレクト(直接訪問):21名
他サイト経由:8名

といった状況です。

では検索エンジンからの訪問者がどのような検索用語で訪問したか調べますと、「リードジェネレーション」「リードジェネレーション マーケティング」など、全て「リードジェネレーション」を含む検索用語による訪問となっています。過去に「リードジェネレーション」を含む検索用語の訪問はパワー・インタラクティブではありませんでした。

但し、直帰率(1ページだけ見てサイトを離脱した割合)が76%でした。
4人見て3人がサイトを離れてしまったので、この割合は高いと言えますね。


それらを踏まえ、4/1掲載ブログの効果を考えますと、

●新しい検索用語による誘導を作り出すことに成功した
●しかし直帰率は高い。

といったところでしょうか。

では、改善を計る場合、どうすればいいでしょうか。

大きな課題としては、その後に続けるシナリオが想定されていないことにあります。

その為、

1.用語としては事業と関連性のある言葉である為、そのまま置いておく。
2.リードジェネレーションに関するサービス・接点作りを行なう。

などのアクションを検討することができるかと思います。


今回は私が自分で書いたブログを元に、ログを分析し、今後の課題までを述べさせて頂きましたが、皆様の会社ではログデータを活用できていますでしょうか。ウェブサイトから取れるログはサイト改善の為の情報としてもですが、サービス展開の資料としても活用は可能だと考えます。

ログはウェブサイトの状況を数字で表すものであり、その先である課題発見~改善はWebサイト担当者の仕事になります。
データの見方により対策は様々ですが、自社の置かれている状況を把握する情報として、今後ログ分析はますます重要になってくるのではないでしょうか。

コメント [0件]  トラックバック [0件]