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2008年07月30日
文責:岡本充智(代表取締役)
上海には、一日の来客数でギネスブックに載った百貨店がある。
「上海第一八百伴Nextage Shanghai新世紀商場」だ。
1995年12月の開店初日に、来店客107万人を記録した。
一日の来店客数としては、今ももってギネス記録である。
ところで、107万人という数字は、どの程度の多さなのかピンと来ない。
和歌山県の人口が103万人なので、和歌山県の人たちが、老若男女すべてまるごと一日に来店したことになる。
60万人の鳥取県にいたっては、全県人口の1.5倍以上にもなる。
都道府県の人口は、どの程度のボリュームがあるのかを感覚的に見るときに、参考となるモノサシなので、押えておきたい。
都道府県の人口一覧
八百伴は、パーパイパンと、称される。
ところで、この八百伴、てっきり1997年に約1600億円の負債を抱えて倒産した日本のヤオハンの資本が入っていると思いきや、現在は、すべて現地中国資本で所有・運営されている。
聞くところによると、中国をはじめとするアジア系の人たちの間では、まだまだ、ヤオハンのブランド力が根強いとのこと。
とは言っても、資本移動があった段階で、店名変更を行わずに、そのまま運営しているところに、中国の経営者の強さを感じる。
上海には、この上海第一八百伴をはじめとして、多くの百貨店が進出している。
ここ数年、台湾系、マレーシア系、香港系が進出しており、ますます競争は激化していく。
上海の大型小売店の出店ラッシュは今後も続くであろうし、このような限られたエリアで、急速に小売流通が発展していくケーススタディはそうそう見れるものではない。
フロアレイアウト、商品ラインの構成、価格体系の位置づけ、テナントの選ばれ方、サービス対応の向上度合い、集客の方法、固定客維持のやり方など、現地情報も加えながら、定点観測をしていきたいものである。
上海はますます熱くなる!