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2009年11月24日
パワー・インタラクティブでは、Webマーケティングの基礎から具体的な事例まで網羅した人気セミナー『短期集中Webマーケティング実践活用講座』を東京、大阪で開催しています。
その中で、実用性が高く、実務に直結した5つのテーマについて、今回よりシリーズで受講生との質疑応答を実録風にご紹介します。
第4回は『顧客育成とメールマーケティング編』です。
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(回答)
配信数からエラーにて届かなかった件数を除いた有効配信数を母数とし、メルマガ内に配置されているリンク先のURLをいずれか一つでもクリックした人(クリック者数)を割った率です。開封しただけの人は含まれません。

(回答)
クリック率の基準値は、HTMLメールもテキストメールと同様になります。定期メルマガにてBtoCであれば5%、BtoBであれば3%を目安として見ています。
(回答)
メルマガは上から下まで全て読んでいただけるものではなく、下位の情報ほど目に留まる確率は下がります。そのため、優先的に伝えたい情報(リンク先)は上位に配置されることをまずはおすすめします。
メルマガの下位情報までできるだけ読んでいただくための方法はいくつかあります。
例えば
・導入部にクイズを出題し、最後に答えと解説を掲載することで、メルマガを 最後までスクロールしてもらう。
・メルマガの上位にメルマガ全体内容のインデックスを表記し、下位の情報に も目を止めてもらう。
etc
いずれにしても上記対策はあくまでもプラスαの策として、まずは伝えたい情報ほど上位に配置されることをおすすめします。
(回答)
おすすめというよりは、避けられたほうがいいのは金曜の夕方です。休日前でバタバタとされ、見落とされがちになりますので金曜の夕方配信よりも、月曜の午後配信をおすすめします。定期メルマガであれば、「毎月第2火曜日」といった形で配信日を固定したほうが読者にも定着しやすいでしょう。
(回答)
事前に許可はもらいます。また配信メールにも解除フォームへのリンクをわかりやすく記載しておきましょう。
(回答)
無反応な方のアドレスをいつまでも持っていても意味はありません。1年に1度くらいのスパンで、全く反応のない方はリストから除外されるクリーニング作業をされてもいいでしょう。
顧客育成とメールマーケティングについては、配信のタイミングや指標とするクリック率などのご質問が多く、メルマガで効果をあげる関心の高さがうかがえました。
パワー・インタラクティブでは、メールマガジンを戦略的に使いこなすメールマーケティング支援プランをご用意しております。お客様の効果検証までの分析や改善のご提案など、効果的なメールマーケティングを支援します。お気軽にお問い合わせ下さい。
『メールマーケティング支援プラン』詳細資料ダウンロードもご活用下さい。
2009年11月24日
文責:岡本充智(パワー・インタラクティブ 代表取締役)
『社会とどうかかわるか-公共哲学からのヒント-』
著 :山脇直司
出版:岩波ジュニア新書
価格:777円
経営をしていて、いつも思うことがあります。
個人と会社は、どうかかわるのが好ましいのだろうかと。
私がコンサルティングの世界に入った当時、その道の大先輩に、プロフェッショナルとは答えのない問いを問い続けられることが出来る人だと教えられました。事業経営者となった今は、経営のプロとして、この問いを問い続けなければならないと、日々感じていました。
そんな矢先に、公共哲学の研究者である山脇直司氏の著書に出会いました。
この本は、高校生くらいを対象に書かれた哲学論ですが、難解な思想をとても分かりやすく解説してくれていて、日頃、ビジネス書が中心の私にとっても理解が進みました。
と同時に、「社会」を「会社」と置き換えたときに、目からウロコの落ちる場面に何回も遭遇しました。
「社会」は、一人ひとりの「個人」の生き方に強い影響を及ぼしますが、逆に「個人」間のコミュニケーションやルールづくりによって、「社会」のあり方や方向性は変えられるものなのです。そもそも、社会は天から降ってくるものではありません。社会は人間がつくったものです。ヨーロッパのことわざにもあるように、明日の天気は、人の力で変えられませんが、明日の社会は人びとの努力しだいで変えられます。
この本を、何度も読み返しました。一行一行が、私にとっては、問題提起をされているように感じました。
氏は、論語についても、言及しています。
論語に出てくる正確な言辞(げんじ)は、「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」です。これは、「意見が他の人とちがっている場合、人格が立派な人は、その人と敵対せず、またおもねって同調することもしない。しかし、徳のない人は、表向きは同調しながら、裏では敵対する」という意味です。
同じ古典の春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)の存在もはじめて知りました。
「和」は、いろいろな食材をうまく調和させてスープを作るようなもの、辛(しん)・酸(さん)・甘(かん)・鹹(かん、塩辛い)・苦(く)の五つの味を調えるように、異なるものを混じえて調和させることであるのに対し、「同」は1つの味だけを集めることだと記されています。
言葉の持つ意味はさまざまですが、自分の問題意識と照らし合わせることで、それが1つの道しるべになることを、改めて感じさせてくれた一冊でした。
早速高校生の息子にも、もう一冊買ってプレゼントしておきました。
社会とどうかかわるか――公共哲学からのヒント (岩波ジュニア新書 608)
2009年11月20日
文責:森高浩(パワー・インタラクティブ マーケティングデータアナリスト)
『彼女があのテレビを買ったワケ』
著:木田理恵
出版:エクスナレッジ
価格:1,429円
【こんな方にお勧め】
生活者視点の商品企画・販促が急務。
顧客満足度を高め、客単価・リピート率を高めたい。
とにかく女性の気持ちがわからない!
広告コピーを考える際に参考にさせてもらった本です。文章が読みやすく、気軽に読める内容です。女性が商品を決定するときの理由について女性ならではの視点で客観的に分析をしています。また具体的な話が豊富で楽しく読むことができます。
<男女の購買行動の違い>
・スペックにこだわる男性、イメージにこだわる女性
・勝負にこだわる男性、共感したい女性
・結果がよければいい男性、買い方にこだわる女性
自分の購買行動を考えてみると、家電製品などを購入する場合、必ずカタログスペックを詳細に比較検討して購入を行っています。また、本書に書かれているとおり世界初・最小・No1などと言ったコピーに惹かれます。ただ最近では、家電製品などで幸せ・愛情・育てるなど感情に訴えるコピーをよく目にするようになったと感じています。
<五感(視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚)の大切さ>
人を動かすのは感情であり、感情を動かしているのはその五感と言うこともできます。人を動かす商品やサービスには必ずその五感に働きかける何かがあると思います。企業のマーケティングに関わるものとして、日頃からその五感を研ぎ澄ましておくことが必要であると改めて思いました。
<そのための実践ポイント>
1.常時アンテナを張って生活する
2.自分が無意識に持つ感覚や感情に敏感になる
3.その要因について深く考える
4.感じたことを論理的・客観的な表現に置き換えて説明する
マーケターとしての重要な指摘をしていますが、マーケティングや販促等に関わっている方は、とても参考になるトレーニングではないかと思います。
自分も、自分の心の動きや人の心の動き五感を研ぎ澄まし、そのとき何が影響を与えていたのか「気づく」「考える」習慣をつけていきたいと感じた1冊でした。
彼女があのテレビを買ったワケ―男がわからなかった 女が商品を選ぶ本当の理由
2009年11月16日
文責:江口由美(パワー・インタラクティブ 商品企画)
10月に開催された東京国際映画祭は、国内の人気俳優、女優をはじめ、鳩山首相がゲストで登場するなど映画好きでなくてもニュースで存在を知った人も多かったのではないでしょうか。
トヨタが協賛で、レッドカーペットならぬグリーンカーペットが敷かれ、ゲストは皆プリウスに乗って登場、エコロジーを全面に押し出したオープニングセレモニーは企業色が強すぎる感は否めないものの、その力があるからこそ、日本を代表する映画祭として世間での認知度も高まり、多会場で同時に世界各国の良質な映画を一挙紹介することができるのでしょう。
ただ、このように映画祭に大きなスポンサーがつくことはまれで、大抵の地方の映画祭ではスタッフのほとんどがボランティアによって支えられ、報道陣が取り上げてくれるような国内の俳優、女優たちをゲストで迎えることができない分、草の根のような広報活動を地道に行っているのです。
残念ながら、Webで瞬時に情報を手にできるといっても、情報を掲載してくれる映画ポータルサイトの大手の映画祭記事を見れば分かるように、主演女優、男優、監督によほど話題性がないと取り上げてもらえません。
現在私がボランティアでお手伝いしている大阪ヨーロッパ映画祭では、プレスリリース配信による取材受付以外に、来場促進へ下記のような取り組みを行っています。
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①過去の来場者(鑑賞後アンケート提出者)全員にリーフレット送付
B5サイズのリーフレットを折らずに郵送。メールやサイト掲載で済ますことも可能ですが、たくさんの映画の中から好みの作品を吟味するには、やはり紙媒体が適しています。毎年楽しみにしてくださっているリピーターも多いです。
②Webサイトでの情報発信+ミクシィ、FacebookなどSNSでの情報発信+スタッフブログからの情報発信
定番の情報発信ではありますが、この中でも映画祭のようにコアなファンや潜在的ファンの掘り起こしに役立つ媒体はミクシィです。映画祭全体のアピールから、作品ごとに国/出演俳優/出演女優/監督/フードなど映画に内在する様々なキーワードでコミュニティーを検索し、担当映画をボランティアスタッフで決めて分担して書き込みを行います。コミュニティーによって嗜好が絞り込まれているからこそ本当に見てほしい客層に直接働きかけることができます。
③ポータルサイトへの自主投稿
地域ポータルサイトへのイベント投稿が主です。残念ながら映画のポータルサイトで自主投稿できるサイトはあまりなく、グルメサイトの盛況さに比べると非常に限られてしまいます。
④パンフレット設置(店舗)
映画館他事務所から郵送しているのとは別に、ボランティアが持参したり配ったりしています。渡しながらアピールポイントを加えたり、お勧め映画を紹介したり・・・一言添えるだけで受け取るお店の方の反応が随分違います。Webだけでは分からないリアルな手ごたえが得られます。
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目下のところ、
○サブカルチャー情報誌(Lmagazine)/地域情報誌(HanakoWEST)の相次ぐ休刊決定
○アート系美術館(サントリー美術館)の閉館決定
などに象徴されるように、最近の関西ではアート的地盤沈下が激しいのが現状です。
そして世の中の流れとして、
○若者の洋画離れ、劇場離れ
○不況による、レジャー系への支出の減少
も相当に深刻です。
ただ、映画祭で上映される作品はこの場で見なければ日本でDVD化されることも別途劇場で上映されることもない「オンリーワンチャンス」の作品がほとんどです。
また、作品の監督や女優、俳優などのゲストが多数来日し、ディスカッションやサイン会など、来場者がホンモノに出会える、触れ合える機会が多数あります。これは東京国際映画祭のような大規模な映画祭ではできない、地方の映画祭だからこそできる交流です。
「世界の今に出会える」映画祭の良さをどう効果的にアピールしていくか、現場では最後の最後まで試行錯誤が続きそうです。