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こつこつマーケティングブログ カテゴリー一覧

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2009年11月16日

映画祭の魅力を伝えるために!~ボランティアによるWebとリアルの広報活動

10月に開催された東京国際映画祭は、国内の人気俳優、女優をはじめ、鳩山首相がゲストで登場するなど映画好きでなくてもニュースで存在を知った人も多かったのではないでしょうか。
トヨタが協賛で、レッドカーペットならぬグリーンカーペットが敷かれ、ゲストは皆プリウスに乗って登場、エコロジーを全面に押し出したオープニングセレモニーは企業色が強すぎる感は否めないものの、その力があるからこそ、日本を代表する映画祭として世間での認知度も高まり、多会場で同時に世界各国の良質な映画を一挙紹介することができるのでしょう。

ただ、このように映画祭に大きなスポンサーがつくことはまれで、大抵の地方の映画祭ではスタッフのほとんどがボランティアによって支えられ、報道陣が取り上げてくれるような国内の俳優、女優たちをゲストで迎えることができない分、草の根のような広報活動を地道に行っているのです。

残念ながら、Webで瞬時に情報を手にできるといっても、情報を掲載してくれる映画ポータルサイトの大手の映画祭記事を見れば分かるように、主演女優、男優、監督によほど話題性がないと取り上げてもらえません。

現在私がボランティアでお手伝いしている大阪ヨーロッパ映画祭では、プレスリリース配信による取材受付以外に、来場促進へ下記のような取り組みを行っています。
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①過去の来場者(鑑賞後アンケート提出者)全員にリーフレット送付

B5サイズのリーフレットを折らずに郵送。メールやサイト掲載で済ますことも可能ですが、たくさんの映画の中から好みの作品を吟味するには、やはり紙媒体が適しています。毎年楽しみにしてくださっているリピーターも多いです。

②Webサイトでの情報発信+ミクシィ、FacebookなどSNSでの情報発信+スタッフブログからの情報発信

定番の情報発信ではありますが、この中でも映画祭のようにコアなファンや潜在的ファンの掘り起こしに役立つ媒体はミクシィです。映画祭全体のアピールから、作品ごとに国/出演俳優/出演女優/監督/フードなど映画に内在する様々なキーワードでコミュニティーを検索し、担当映画をボランティアスタッフで決めて分担して書き込みを行います。コミュニティーによって嗜好が絞り込まれているからこそ本当に見てほしい客層に直接働きかけることができます。

③ポータルサイトへの自主投稿

地域ポータルサイトへのイベント投稿が主です。残念ながら映画のポータルサイトで自主投稿できるサイトはあまりなく、グルメサイトの盛況さに比べると非常に限られてしまいます。

④パンフレット設置(店舗)

映画館他事務所から郵送しているのとは別に、ボランティアが持参したり配ったりしています。渡しながらアピールポイントを加えたり、お勧め映画を紹介したり・・・一言添えるだけで受け取るお店の方の反応が随分違います。Webだけでは分からないリアルな手ごたえが得られます。
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目下のところ、
○サブカルチャー情報誌(Lmagazine)/地域情報誌(HanakoWEST)の相次ぐ休刊決定
○アート系美術館(サントリー美術館)の閉館決定
などに象徴されるように、最近の関西ではアート的地盤沈下が激しいのが現状です。

そして世の中の流れとして、
○若者の洋画離れ、劇場離れ
○不況による、レジャー系への支出の減少
も相当に深刻です。

ただ、映画祭で上映される作品はこの場で見なければ日本でDVD化されることも別途劇場で上映されることもない「オンリーワンチャンス」の作品がほとんどです。

また、作品の監督や女優、俳優などのゲストが多数来日し、ディスカッションやサイン会など、来場者がホンモノに出会える、触れ合える機会が多数あります。これは東京国際映画祭のような大規模な映画祭ではできない、地方の映画祭だからこそできる交流です。

「世界の今に出会える」映画祭の良さをどう効果的にアピールしていくか、現場では最後の最後まで試行錯誤が続きそうです。

大阪ヨーロッパ映画祭公式サイト

第16回大阪ヨーロッパ映画祭スタッフブログ