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2007年11月16日

プレテストで囲い込む、学校法人のマーケティング

今朝地下鉄で広告にて、大阪桐蔭中学が主催する中学入試のプレテストの実施が告知されていました。毎年2000人が受験しているらしく、大阪桐蔭以外を受験希望の学生も多数受けているテストのようです。受験生は大阪桐蔭にとって有望な見込み客であるといえます、したがって受験生に同校の雰囲気を体験してもらうことは、受験生のモチベーションの向上や同校へのロイヤリティを高める上で重要な施策であると考えられます。

地下鉄のポスターをよく読んでいると、このプレテストを絡めたマーケティングの中身がもう少し見えてきます。プレテスト当日には保護者を対象とした、同校の説明会が開催されます。これは個人的な見解ですが、中学受験を考えている小学生の受験動機の多くが、保護者からの推薦ではないでしょうか。したがって、同時開催される説明会は受験先を左右するキーマンをターゲットとした貴重な顧客接点の創出であるといえます。

大阪桐蔭中学のサイトを見てみると、今年のプレテストの案内がさらに詳しく掲載されていました。その中で昨年のプレテスト成績上位300人の進学先が掲載されており、およそ1割弱あたりが大阪桐蔭中学に入学しているようです。どれだけ入学に導けているかということも重要ですが、中学受験を目指す学生の学力レベルと、同校の市場ポジションが明確にわかる仕組みになっているところが、競争を勝ち抜くための貴重なデータになると考えられます。

ところで、同校の高等部といえば、甲子園の強豪校として有名ですが、スポーツのみならず進学校としても広く認知される存在になっています。またその上には大阪産業大学が進学先として用意されています。中学入試のプレテストを機に、大阪桐蔭中学に入学し、大阪桐蔭高校を経て大阪産業大学に進学する、なんてストーリーはすこし欲張りですが、実現すれば一人の生徒が支払う授業料はかなりの額になると思われます。

学校法人として学生を受け入れるチャネルを幅広く用意し、待ちの学生獲得策にとどまらない戦略は、業界が違えど、お手本とできるのではないでしょうか。