コラム

申込が殺到するイベントサイトになるための8つのポイント(1/2)

マーケティング部の皆様であれば、プライベートセミナーを企画することがあると思う。その際、イベント専用のWebサイトを立ち上げてイベントの案内や事前申込を実施する中で、Web申込数をいかに増やすか、がイベントサイトの重要なミッションの一つとなる。今回はWeb申込数を増やすために、イベントサイトを制作する上でのポイントを紹介する。

※ここでのプライベートセミナーは会社のトップが話す"基調講演"、著名人が登壇する"特別講演"、自社サービスの機能説明や事例を紹介する"分科会"で構成されるものとするが、紹介するポイントは規模の小さいセミナーでも共通する。

※関連ナレッジ資料※
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タイムテーブル編

イベントサイト訪問者がおそらく一番見るページ、それが「タイムテーブル」だ。訪問者はこのページを見てイベントの参加不参加を決める。コンバージョンに大きく関わる部分なので注意が必要となる。

POINT1 セッションタイトルの付け方に注意。

サイト訪問者はセッションのタイトルを見て、参加するメリットが有るかどうかを判断する。抽象的なセッションタイトルの場合、興味は喚起されない。セッションの内容(ストーリー)が読み手にイメージできるタイトルにする必要がある。
悪い例 「イノベーションによる成果」
良い例 「売上3倍をもたらした、営業マンの意識改革のポイント」

ユーザー様に講師をお願いする事もあると思うので、講演依頼書にタイトルの付け方の注意点を添えると良い。

POINT2 タイムテーブルにアイコンを付ける。

タイムテーブルにはセッションタイトルの他に、セッション概要文章も通常記載される。しかし、セッションが多ければ多いほどサイト訪問者はいちいちそれを読んではくれない。そこでセッションの中身を直感的に伝えるために各セッションにアイコンを付けることが重要となる。

・サービスを既に使用しているユーザー様が話すユーザー事例なら「事例アイコン」
・デモンストレーションをセッション中に実施するにのであれば「デモアイコン」

アイコンを付けることで、サイト訪問者は直感的にセッション内容を理解してくれる。

コンテンツ編

タイムテーブル以外にも「イベント概要」「アクセス」等イベントサイトに載せるべきコンテンツはある。ここではコンテンツ掲載における注意点を紹介する。

POINT3 イベントに関係のないコンテンツの掲載は控える。

イベントサイトは一時的に集客力をもつので、自社の様々なサービスを紹介したい気持ちになる。しかし、イベントに関係のあるサービスならまだしも、関係のないものまで紹介するケースが見受けられる。企業サイトなり、マーケティングサイトなり、自社サービスを紹介するサイトはすでにあると思うので、極力イベントサイトへの掲載は控えた方がよい。おおよそ以下のコンテンツがあればイベントサイトとしては十分だと考える。

・イベント開催概要
・アクセス
・タイムテーブル
・申込みフォーム
・展示(セミナーで展示などをする場合)
・FAQ(イベント等が有料で、申込が複雑な場合)

POINT4 外部へのリンクは掲載しないようにする。

規模の大きいプライベートセミナーだと、イベント協賛企業がある場合が多い。協賛企業のロゴをイベントサイトに掲示する際、ロゴにその企業サイトへのリンクをつけるケースが良く見受けられる。これはイベントサイトから離脱してコンバージョン率低下の原因になるのでやめた方がよい。

事前に協賛案内の中に「Webサイトにロゴを掲載しますが、サイト離脱をふせぐためリンクは張りません。」と注意書きを行う。こうすることでWeb申込の取りこぼしが防げるので協賛企業も納得してもらえるだろう。

第一部は以上で終了となる。第二部では「フォーム編」「効果測定編」を紹介する。

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