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"Web担当者になりたて"の方必見! GoogleアナリティクスはWeb全般の学習にも役に立つ

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新年度が始まり、春から新しくWeb担当者として活動を始めた方もいらっしゃると思う。アクセス解析を行うにしても、Webの仕組みや知識がないと、分析・改善提案も難しいのが実情だ。

今回はGoogleアナリティクスをアクセス解析ツールとして捉えるだけではなく、Web全般の学習の糸口になるというお話をしたい。

Googleアナリティクス・レポート画面のメニューはWeb全般を網羅

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Googleアナリティクスのレポート画面のメニューを見ると、ユーザー・集客・行動・コンバージョンというカテゴリーに分かれている。アクセス解析やWebマーケティングを中心に行う場合、これらのメニューはデータの集計・抽出や、ユーザーの傾向や行動の分析に使うことがほとんどだ。しかし、見方を変えてみると、これらのカテゴリーやレポートの各項目は、「Webやインターネット全般の概念・知識・技術などを網羅しているリスト」としても捉えることができるのである。

例えば、「ユーザー」カテゴリー配下の「テクノロジー」や「モバイル」セクション配下には、ユーザーがWebサイトを閲覧している環境のレポートが含まれている。これらのレポートを見ていくと、「ブラウザ」「オペレーティングシステム」「画面の解像度」「サービスプロバイダ」「モバイル端末の情報」...といったレポートや項目が出現する。

  • ブラウザ...何を指し、2017年現在はどんな種類があるのだろうか?
  • オペレーティングシステム...何を指し、2017年現在はどんな種類があるのだろうか?
  • モバイル端末...種類や傾向は?

これらの知識や情報はアクセス解析だけに必要な訳ではなく、Webサイトやモバイルアプリの制作や運用にも必須のものである。これらの知識がないと、ユーザーがどのような環境でWebサイトを閲覧しているかの傾向が分からないままデザインしてしまい、結果としてユーザーが閲覧しにくいWebサイトになり、アクセス数や閲覧ページ数が減少してしまうことにつながる。

このような観点でGoogleアナリティクスのカテゴリーやレポート項目を見ていくと、全てWeb制作・運用や、インターネット活用に必要な理論や技術に関係している。

Webやインターネットに関する理論・技術の言わば「目次」として、Googleアナリティクスのメニューが活用できるという視点である。研修やセミナーなどでWeb・インターネット全般の理論・技術を学ぶ機会のある方もいらっしゃるだろうが、そういった際の教材や参考書籍にも負けず劣らず、網羅しているのである。

「目次」として活用していくポイント

インターネットの概念や技術を網羅はしているものの、あくまでも「目次」であり、Googleアナリティクス上に理論や技術の解説が載っている訳ではない。レポート名や、レポート内に出現する情報・指標をキーワードにして、参考書籍・サイトでの情報収集、その分野の研修・勉強会などへの参加など、インプットの場を広げていくのが良いだろう。

例1:ユーザーがWebサイトを閲覧する時の環境

「ユーザーがどのような閲覧環境で自社のWebサイトを閲覧しているか」について把握できるのが「ユーザー>テクノロジー」配下のレポート群である。このレポート群の見出しを"目次"として活用する場合の考え方を見てみよう。

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ユーザー テクノロジー ブラウザとOS ブラウザ
  • そのブラウザをどのようなユーザーが使っているか傾向を調べる
    ⇒一般的にはIEが使われることが多いが、Chromeを使うユーザーはどのようなタイプが多いか
オペレーティングシステム
  • オペレーティングシステム毎の違い
  • オペレーティングシステムのシェア
  • 使用しているオペレーティングシステム毎のユーザーの特性
画面の解像度
  • 解像度とは
  • なぜWeb担当者として知っておく必要があるか
画面の色
  • インターネットやパソコンの歴史
    ※インターネットやパソコンの黎明期は、画面で出力できる色数が少なく、モノクロ端末や、カラー端末でも色数制限があった。そのため、色数の少ない端末のユーザーでも見やすいWebサイトを作る必要があった。
Flashのバージョン
  • Flashとは何か
  • Flashが使われている場面とは
  • 今後Flashをどう運用していくか

例2:SEO関連

SEOに取り組むために必要な項目もレポート名で把握することができる。

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集客 すべてのトラフィック チャネル
  • レポートに出てくる「チャネル」や各項目は何か
  • どのようなユーザーが、どのような目的でその「チャネル」経由でアクセスしているのか
参照元/メディア
  • 主要な参照元サイトを把握し、どのようなWebサイトが人気があるのか
  • どの検索エンジンを使って検索しているのか
Search Console 検索クエリ
  • レポート内の用語(表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位)が何を意味するか
  • なぜこれらの知識が重要か
行動 サイトの速度 ページ速度
  • ここでの「ページ速度」は、ユーザーがWebサイトのページにアクセスして、読み込みが完了するまでのスピードのことを指す。なぜこの指標がSEOに関連しているのか。

そもそも、「なぜGoogleアナリティクス上でSEOに関するレポートが存在しているのか」ということを理解するのも重要だ。

「Google社の検索エンジンの利用者数・利用回数を増やす」ことがGoogle社の事業の根幹であるからこそ、検索エンジンでユーザーが情報を手に入れやすくする=SEOという構図を理解しておく必要がある。

まとめ

上記の例に挙げた以外にも、Googleアナリティクスのメニュー・カテゴリー・レポートの各項目をWebやインターネットの勉強の「目次」としていくことが可能だ。

そうやって知識を増やすことで、Webの制作・運用だけでなく、本来のGoogleアナリティクスの役割である「アクセス解析」業務も充実させることが可能になる。

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