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Googleウェブマスターツールで出来るスマートフォン対応

2014年1月24日(金)

データマネジメントコンサルタント 黒田亮平【文責】

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今回は、Googleの提供するウェブマスターツールが追加した、スマートフォンサイト運用に便利なメニューを紹介します。

PCサイトとスマートフォンサイトの方向性の違い

2013年6月時点で日本のスマートフォン保有率は約49.8%、タブレット保有率も20%と普及が進んでいます。(※1)
「モバイルファースト」という言葉は2009年に提唱されましたが、スマートフォンはPCの代替ではないという点が重要なポイントです。
元々、大量のデータ処理を用途とするPCに対して、「いつでもどこでも」サービスが利用できるスマートフォンのサイトやアプリは、PCのWebサービスとは別の方向で最適化されてきました。
別の言い方では、様々な情報発信やインタラクティブコミュニケーションを展開し、ユーザの多様なニーズに対応するPCサイトと、用途や機能を絞って直感的なインターフェースを提供するスマートフォンサイトと、顕著に違いが出ています。

Googleのスマートフォンサイト評価

Googleは2011年12月、スマートフォン向けのクローラー「Googlebot-Mobile」を稼働したことを発表しました。このクロー ラーによりスマートフォンサイトの評価と検索順位への反映が始まりましたが、約1年半後の2013年6月、不適切な設定のスマートフォンサイトの順位を下 方修正する方針を明らかにしました。
(補足:あくまでもスマートフォンサイトの評価であり、Webサイトがスマートフォン対応しているか否かは関係ありません)

不適切な設定については、下記のような例が挙げられます。

  • PCサイトへのアクセスをスマートフォンサイトへリダイレクトする際に、Topページなど関連しないページへ誘導している
  • サイト内検索など動的なコンテンツをスマートフォンで利用した場合にエラーを返す
  • スマートフォンで利用できないFlashなどのコンテンツがある
  • ページの表示速度が低い

図:不適切なリダイレクトの例

いずれも技術的な問題で、かつユーザの期待する動作を提供していない点が共通しています。

より良いスマートフォンサイトの構築に向けて

スマートフォンサイトでより満足度の高いユーザ体験を提供するために、当然ユーザーインターフェースやコンテンツの検討が必要です。
しかし前述した不適切な設定があった場合、検索結果画面からユーザがスマートフォンサイトを見つけにくくなる恐れがあります。
今までは細かな検証でリダイレクト設定や404エラーの検知などを行うしかありませんでしたが、サイトの改修やコンテンツ追加を繰り返していくと、サイトの品質の確保はなかなか難しくなります。

図:クロールエラー

確認できるエラーは下記となります。

  • サーバーエラー
    →サーバーエラー(500~505番)のHTTPエラーコードが返っている
  • 404エラーとソフト404
    →ページが存在しない、またはソフト404※が発生している
  • 関連性の低いページへリダイレクト
    →前述した、検索クエリに関係のないスマートフォンサイトのページヘリダイレクトされている
  • Googlebot-MobileがブロックされているURL
    →robots.txtの設定で、Googlebot-Mobileのクロールでブロックされている

※ソフト404とは、404のHTTPエラーは発生していないが、ユーザには「ページがありません」の404エラー表示をしているケースです。

こちらは、ウェブマスターツールの「クロール」>「クロールエラー」で、スマートフォンのタブを選択すると確認できます。
日々の運用の上で、有用なツールとなりますので、ぜひご活用ください。

Webサイトの最適化を支援するウェブマスターツールは、他にも機能が充実しています。

(※1)
IDC Japan調べ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1310/04/news128.html

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