コラム

特集:自社サイトのコンテンツを考える 第2部 コンテンツ拡充が途切れない仕組みをつくる!継続してコンテンツを増やす5つのポイント

前回は短期間でコンテンツを増やしたい場合は社内にあるネタを参考にしましょう、というお話をさせていただきました。
「第1部:コンテンツは社内に眠っている!何を書くか悩む前に、社内コンテンツを発掘せよ!」はこちら

今回はコンテンツの継続的な制作を仕組み化する際のポイントについて触れたいと思います。

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第2部:コンテンツの継続的な制作を仕組み化する際のポイント

今、このコラムを読んでいるコンテンツ制作リーダーの方にひとつ言いたいことがあります。
「皆様はコンテンツを執筆しないでください。みんなでコンテンツを制作する仕組みの構築に注力してください」と。
おそらくコンテンツ制作に情熱がある皆様 は、その気になれば1、2本は簡単に出来てしまうでしょう。しかし、それと同時に一人で制作を継続する難しさも感じるかと思います。
コンテンツ制作を継続的にできない理由の多くが「自身の業務で忙しくなり執筆に手が回らなくなった」です。
コンテンツは一人で作るものではなくチー ムで協力して作るものです。このコラムを読んでいる皆様は是非みんなでコンテンツを継続的に制作する仕組みを作り上げてください。

下記に仕組みづくりをする上でのポイントをまとめましたのでご参考ください。

ポイント1:お題や見出しなどのフレームはコンテンツ制作リーダーが決める

コンテンツ制作リーダーの方は執筆しない代わりに「お題」と「そのコンテンツの見出し・文章の流れ」「期日」等が盛り込まれている「フレーム」を 決めてください。そしてそれを執筆担当者に渡してください。お題の選定や文章の流れまでを執筆担当者に委ねてしまうとそれだけで、数日経ってしまう恐れが あります。
作って欲しいコンテンツのフレームをリーダーが決めて、ブレが無い状態で依頼することで執筆者の負担を軽減することができます。

ポイント2:コンテンツ制作にインセンティブをつける。

できるだけ負担が無い状態で執筆依頼をしても、やはり執筆は大変です。
そこで会社としてコンテンツ制作にインセンティブを付けてください。

 ●3ヶ月間で一番コンテンツをアップした人に金一封
 ●3ヶ月間で一番PVを稼いだコンテンツ担当者に金一封

できるだけ対象期間を短くして、多くの人にインセンティブの旨味を実感してもらえるようにします。やはり作業を継続していく上でモチベーションは重要です。それを低下させないような会社としてのフォローも必要になります。

ポイント3:コンテンツをアップする際、執筆者の氏名や写真も一緒に公開する。

コンテンツをアップしましたらそこに執筆者として担当者の顔写真と氏名を記載しておいてください。そして会社のメルマガに記事がアップされたこと を掲載してください。たまたま、その記事を見たお得意様から「あんな記事書くなんてすごいですね~」なんて言われるかも知れません。やはり、人間は人から 褒められると嬉しいもので、その一言が次回執筆のモチベーションになります。

ポイント4:"サボっても大丈夫"という雰囲気を社内に蔓延させない。

社内で何か仕組みを作るとき、受け手側の社員は主に2つの社員にわかれると思います。

 ●「自身の作業は忙しいけど、言われたので仕組み作りに参画する」
 ●「自身の作業は忙しいし、どうせこの仕組もすぐに廃れるだろうから、参画しない」

問題なのは後者です。この後者が社内に増えてしまうと、コンテンツ執筆をサボっても大丈夫という雰囲気が社内に蔓延し、執筆者がいなくなりコンテンツ制作の継続的な仕組みが廃れてしまいます。
このようにならないために重要なのは「何が何でもこの仕組みを継続させる」ことです。仕組み自体が継続して、社員間の日常会話で「コンテンツ制作 大変だったね」なんて会話が日常的になれば「本来、参画しないといけないのに、していない自分は恥ずかしい」と思うようになり、参画につながります。
仕組み作りの初期段階は継続することすら難しい部分もあると思います、その際は一部で述べているように社内にあるコンテンツのネタをうまく使って、継続するようにしてください。

ポイント5:コンテンツカレンダーを活用しよう

コンテンツカレンダーとは、月ごとのコンテンツ展開をカレンダーに記入し一覧化したものです。
ブログの記事を考えて書き、また次の記事を考えて書き、といったようにその場その場でネタを考えていると、その時考えていることしか書けず、いずれネタは尽きます。そうならないために、コンテンツの掲載スケジュールとテーマを月ごとに記入し、管理するカレンダーです。

弊社でもコンテンツの計画を編集会議で決定し、カレンダーで共有することによりコンテンツ制作が以前より順調に掲載されているのを実感しています。また、コンテンツ制作リーダーの皆様が、現場メンバーの社内的に影響力がある人と事前につながっておくことも重要です。
このような人に「貴方が執筆 してくれると、他のメンバーもついてくる」と言って事前に信頼関係を築いておきましょう。そして初回のコンテンツはこちらの方にお願いしましょう。
現場メンバーで忙しい人でも執筆していることが社内に知れ渡れば(もともと社内影響力がある人を選んでいるのですぐに広まるはず)「あの人がやってるなら、俺もやらないと」と思ってもらうことができ、参画につながります。

コンテンツの継続的な制作の仕組みづくりをする際は、是非上記のポイントを踏まえて実施してみてください。
特に仕組み構築の最初は難しい部分があるとは思いますが、日々粘り強くトライすることで自社のコンテンツの充実に繋がっていきます。

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