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見込み客との接点として今後有望なコミュニケーションツールは?

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公開日:2016年11月25日(金)

セミナーや相談会などでいただいた質問と回答をご紹介しています。

質問

お客様にメッセージを届けられるツールとして、今後メルマガに代わるものは何だと思われますか?

※2016/6/3「これからはじめるマーケティングオートメーション基礎セミナー」の質疑応答より

回答セミナーの登壇講師回答をベースにまとめています。

メールはインターネットが日本で普及しはじめた当初から使われ続けているコミュニケーションチャネルです。ブログが、ソーシャルメディアが、スマートフォンアプリが、LINEに代表されるメッセンジャーツールが登場した今もなお使われ続けています。BtoBのマーケティングに関していえば、特定の個人に対してメッセージを届けることができるメールは、代替不可能なメディアです。

メールマガジンに代わるメディアはない、というのがひとまずの答えです。

しかしその一方で、スマートフォンシフトが進み、ユーザーがさまざまなアプリを利用するようになったことで、相対的にメールの利用率は低下しています。総務省が2014年に行った「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(*1)によれば、10代、20代ではメールよりもLINEを含むソーシャルメディアの利用率が高く、30代、40代でもメールの利用率はゆるやかな低下傾向を示しています。

インターネットを利用するユーザーの行動が多様化する中で、いまマーケターはマーケティングコミュニケーションの全体像を再考すべき時期が来ているのかもしれません。そうした意味で、ご質問のような「メールマガジンに代わるもの」を問う姿勢に共感いたします。

近い将来にBtoBでも取り組みが増えてくると考えられるのはチャットBotの活用ではないでしょうか。すでにFacebook、LINEがAPIを公開しており、先駆的な事例があらわれています。Webサイト上での活用事例も最近増えているように思います。

チャットBotはAIに関する技術と組み合わされ、自動応答でユーザーが求める情報を的確に提供するための機能が洗練された時が本格的な導入期になるでしょう。大手企業がまず採用し、成功事例があらわれ低コストでの導入が可能になる時期から徐々にBtoB企業の事例も増えていくと思われます。

前述の総務省の調査では、LINEの全年代利用率は平成26年調査で55.1%と2位のFacebookの28.1%を大きく上回るシェアを獲得しています。特に20代では利用率が90.5%に達していることから、これら若年層のユーザーが企業において購買に関与する立場になった時、マーケティングコミュニケーションに大きな変化が見えてくる可能性があります。

また、Webサイトや製品カタログをスマートフォンアプリ化すると、プッシュ通知を活用することができるため、メールの代替手段となる可能性はあります。ただしBtoB企業の場合、アプリをインストールしてもらうためのインセンティブ設計やプロモーションの実施を含めて費用対効果を考えた場合、活用できる企業は限られると思われます。

いずれにせよ、ツールは単独で活用されるものではなく、企業のデジタルマーケティング全体の中で役割を定義し、費用対効果を全体で最適化していくことを忘れてはなりません。これは新たなツールにとどまらず、メールにしても、ソーシャルメディアにしても同じことが言えます。

*1 総務省「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

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