
2024年10月2日にオープンしたばかりのニンテンドーミュージアム。メディアでもかなり取り上げられています。 オープンから間もない10月5日のチケットに当選し、行ってきました。歴代ゲーム機やソフトの展示、ゲーム体験、遊び心満載のカフェなど充実した内容で、家族全員で1日楽しめました!
ニンテンドーミュージアムとは?
ニンテンドーミュージアムは、任天堂が作り上げた資産や歴史を保存し、それを通じて「任天堂とは何か」を多くの人々に理解してもらうことを目的に設立されました。任天堂創業の地で、思い出のある宇治の工場の活用を考え、この場所でミュージアムを設立するに至ったそうです。
親子3世代のファンや来館者に楽しんでもらい、任天堂の独自のエンターテインメントを理解してもらう場として期待されています*1。
場所はどこ?
ニンテンドーミュージアムは、任天堂の工場があった京都府宇治市にあります。近鉄京都線小倉駅から徒歩約5分の好アクセスです。京都駅からは電車で約20分です。
どうやったら行ける?
ニンテンドーミュージアムの公式サイトから抽選制のチケット予約をします。なお、予約時には作成無料のニンテンドーアカウントが必要です。
抽選で当たるとニンテンドーミュージアムに行くことができます。
ただ、かなりの人気で、抽選に当たらない方が続出。2024年10月現在は2025年1月分の予約を受付しています。
気になるミュージアムの中は?
エントランス
30分刻みの入場時間指定がされており、入場時間になると本人確認をして入館証を受け取ります。
子どもでも本人確認書類が必要で、マイナンバーカードを忘れないか前日からちゃんとお財布に入れて何度も確認して行きました(笑)。
入館証には入館日時と名前が記載されていて、特別感があります。事前に登録をするとMiiのデザインにすることも可能です。
ちなみに、3歳以上の未就学児は体験スペースで使えるカードをもらいます。未就学児用はトランプの柄になっていて、柄によって体験で使えるものが異なります。
空港のようなボディチェックがあり、かなり厳重だなという印象を受けました。
ボディチェックが終わると、ハテナブロックや土管、世界に一つしかないポケふた(ポケモンデザインのマンホールのふた)など、館内に入るまでにも見どころだらけです。
ハテナブロックの前の土管ではスタッフの方にスマホなどを渡して写真撮影をしてもらえます。
ミュージアムの中へ
ミュージアムに入ると、キノピオ5人(?)がお出迎えしてくれます。頭を触ると声を出す仕掛けで、全員触ると合唱を聞くことができます。ここでもスタッフの方に写真を撮ってもらえました。
さて、いよいよ展示スペースに向かいます。
まずはゲートの前で入館に際しての説明を聞き、その後ゲートに入館証をかざして入ります。エスカレーターで2階に上がるとそこにはゲーム機やゲームの数々が!!!
天井にも大きなコントローラーが飾られていたりと、思わず「わ~」と声が出ました。
細かい説明はなく、好きなように見てくださいというスタンスです。
ちなみに展示スペースは写真撮影不可。
それぞれで思い入れのあるゲーム機やソフトなどをじっくりと見ていました。
大人は懐かしいと思ったり、子どもたちは見たこともない昔のアナログなおもちゃが珍しかったのか、食い入るように見ていました。
海外版のゲームなども見ることができたり、バーチャルボーイ(私は恥ずかしながら初めて見たのですが、夫は懐かしかったようです)のゲームの様子を見ることができたり、いろいろな視点で楽しめる展示でした。
展示スペース自体もこじんまりとしていて見やすく感じました。
ワクワクの体験スペース
展示もじっくりたっぷり見て、いよいよ楽しみな1階の体験スペースへ移動。
まずは『ザッパー&スコープSP』へ。一度に13人プレイできるので、並びましたが待ち時間は20分程度。
画面に出てくるキャラクターを撃つシューティングゲームです。
続いては来場前から楽しみにしていた『ビッグコントローラー』。巨大なコントローラーを2人1組で操作してゲームができます。ファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、Wiiリモコン、バランスWiiボードの5種類の中から選びます。人気はスーパーファミコンと64かなという感じでした。私は夫とスーパーファミコンを。ゲームセンスがないので、移動だけ担当でしたがダメダメでした・・・でもとても楽しかったです(笑)。
その後は各自やりたいものを。子どもと『ラブテスターSP』(2人で手をつないで一緒にゲームを進めて、ラブ度を測るもの)や、1966年発売の持ち手を閉じたり伸ばしたりできる”ウルトラハンド”を使ってボールを掴む『ウルトラハンドSP』、専用スマートフォンを使って百人一首の下の句の札を探す『しぐれでんSP』などを楽しみました。小さい子でも楽しく遊べるものばかりで、さすが任天堂さんという感じでした。
体験には入館証に付与されている”コイン”を使います。入場時に10コイン付与され、追加はできないため、残りを確認しながら遊ぶものを選ぶ必要があります。コイン使用時にその都度「●コイン使用します」と表示があり、残りも確認可能です。また、館内にコインの残りを確認できる機械も設置されています。
また、体験履歴はニンテンドーアカウントにも連携されていて、履歴や体験中の写真を確認することができます。
待ち時間ゼロで遊べるものもあり、待ち時間があっても20~30分程度でストレスなく全員10コインを消費することができました。また、待っている場所の近くの壁には歴代のコントローラーや百人一首をはじめとするカードゲームなどの展示もあり、待ちながらじっくり展示を見ることもできます。
BONUS STAGE オフィシャルグッズショップ
たっぷり遊んだ後はお土産です。ミュージアム限定商品も多数販売されています。コントローラーの形のクッションは多くの人が買っていました。落ち着いたパープルがかわいいミュージアムのロゴデザインの商品もたくさん種類がありました。私はマリオデザインの豆皿と、マグネットを購入しました。
カフェも併設
遊び心のあるメニュー
たくさん遊んで疲れたし、お腹も空いた・・・と気づけば17時!ミュージアムを出て併設されているHATENA BURGERへ。バンズ・トッピング・ソースなどを選んでオリジナルハンバーガーを作ることもできます。京都ならではの食材もあり、メニューを見ているだけでも楽しめます。
今回はオリジナルではなく既存のハンバーガーのセットを注文。京都らしさを感じる「九条ネギ」や「万願寺とうがらし」「しば漬け」など、ハンバーガーでは珍しい素材もあり、選ぶ楽しさがありました。
内装にも遊び心
店内はゲームをモチーフにしたデザインで、ミュージアムとはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
宇治工場で使用されていたコンテナやパレットを使った席は特別感がありました。天井には「あつまれ どうぶつの森」の風船もありました。
カフェの2階はワークショップができるスペース。事前予約が必要な花札のワークショップや、花札で遊ぶ体験をすることができます。
BGMがゲーム音楽だったり、料理ができた時の呼び出し音もゲームの効果音のようで、待つことも楽しめました。
ゲーム好き・任天堂ファンの方はもちろん、ライト層でもしっかり楽しめるミュージアム
1日では遊びきれない!また行きたいと思える仕掛けがたくさん
展示や体験が楽しいのはもちろんのことですが、ミュージアムのあちこちにキャラクターが隠されていて、思わぬところでキャラクターに会えるのが楽しいです。ゲームを実際にやったことはなくても、見たことがあるキャラクターばかりなので老若男女問わず楽しめるミュージアムだと思います。
ちなみに、子ども連れが多いのではと予想していましたが、大人のグループが多いように感じました。
展示スペースを見るのに1時間、体験スペースで2時間、カフェで1時間と13:30入場から閉館の18:00までたっぷり楽しむことができました。
見つけられなかった隠れキャラもまだまだあるので、ぜひまた行きたいと思っています。
今後にも期待
ミュージアムには展示されていないゲームもたくさんあり、これからもコンテンツが増えていくことが期待できます。
ゲームというと今はオンラインのイメージが強いですが、オフラインで楽しむことの大切さも教えてくれるニンテンドーミュージアムの更なる発展が楽しみです。
*1:ニンテンドーミュージアム、宮本茂氏インタビュー。ミュージアムは新入社員やお客さんに「任天堂とは?」を説明するものも兼ねている | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com