オンラインファシリテーターになろう!2020年秋の全社研修レポート

2020年10月20日(火)

マーケティングコンサルタント 水野 友紀子【文責】

秋らしさを感じるようになった10月の初めの金曜日。半年に一度の全社研修All Meetingでは、「オンラインファシリテーターになろう!」をテーマにつなぐみ合同会社の井上寛美様、井上善登様、ニシイサチコ様の3名を講師にお招きし、オンラインでの1日研修を行った。

ファシリテーターとは、議論を「促進する」人である。主体である参加者の意見を引き出し深めるために、いかなる時でも中立な立場を取らなくてはならない。そして議論の場では、「発散」と「収束」がキーワードになる。参加者の方に沢山の意見を出してもらい、アイデアの幅を広げ、結論に向けて論理的に整理することで、豊かで合意の取れる議論になる。

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そこで、ファシリテーション能力を高めるために、アイデアを膨らませる「発散」と整理をする「収束」について、ワークショップを交えながら学んだ。

1.「Yes and ゲーム」でアイデアを出す〜アイデアの「発散」

まずアイデアを出す訓練として、「Yes and ゲーム」を行った。テーマに沿って参加者が順番にアイデアを話していくのだが、話すアイデアは自分の前の人の話を取り入れて、膨らませたものでなくてはならない。Yesでアイデアを受け取り、andでプラスアルファを加えたアイデアを返すという、非常にポジティブな会話である。Yes, butというマイナス表現で返す習慣がついていると、難しい会話に思えるだろう。しかし上手くプラスアルファのアイデアを返せるようになると、人と人との相乗効果が生まれ、ひとりでは思いつかないような考えが生まれる。この会話方法は、ネガティブな意見が出ないことがポイントだ。自分の意見が決して否定されないという安全性、つまり自由に発言できる前提条件が保証されているのだ。

2.オンラインツールを活用したワークショップ〜アイデアの「収束」

午後からはアイデアの「収束」の方法を学んだ。ワークショップでは、GoogleのJamboardなど、オンラインツールを活用した。ホワイトボードに付箋をペタペタ張っていくように、オンライン上の一枚のシートにデジタル付箋を配置できるツールである。オンラインミーティングが日常化する中、ツールを活用しながら、参加者が意見を出しやすい場づくりをしていくこともオンラインファシリテーターにとって重要になってくる。

さて、「収束」の方法として、対立する2名の意見を聞きながら、それぞれの意図する「現状」「ありたい姿」「問題」「課題」を書き出すワークショップを行った。個人で整理しグループでひとつにまとめるという流れだったが、同じ話を聞いていても各メンバーの受け取った情報が少しずつ異なり、驚きであった。客観的に見ているようでも、人は個々人の眼鏡を通した情報を受け取っている。講師の方からのアドバイスである、「参加者の発言のことばを書き換えない」ことの重要性がよく分かった。

また、対立する二人の意見から、共通点・話し合わなければいけない論点をまとめ、合意形成に持っていく方法を学んだ。意見が異なることは、選択肢を増やす上で重要なことであり、相互理解を促すことに繋げることができる。

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「発散」と「収束」の体験を通してオンラインファシリテーションについて理解を深め、違いを認めながら新たな発想を生み出す方法を学んだ。オンラインという場での特性はあるが、人との議論の場で重要なことはオンラインオフライン関係ないと思う。この研修から、コンサルタントとしてお客様の課題に寄り添いながら、より良いアイデアを引き出すコツを体得できたのではないだろうか。

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