コラム

申込が殺到するイベントサイトになるための8つのポイント(2/2)

第一部では「コンテンツ」「タイムテーブル」において重要なポイントを4点紹介した。第二部では「フォーム」と「効果測定」に焦点をあてて、重要なポイントを紹介する。

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フォーム編

申込の際はフォームにて、個人情報の入力やアンケートに応えてもらう。フォームはWeb申込数に非常に大きな影響をもたらす。適当に設計してしまうとセミナーのコンテンツがどんなにすばらしくてもWeb申込数は増えない。ここではフォーム形式や取得項目に関する注意点を紹介する。

POINT5 複数会場でセッションがある場合は、タイムテーブル一体型の申込みフォームがおすすめ。

1つの会場でセミナーが開催され、受講セッションを選択する必要がなければ、個人情報を入力するフォームのみあれば特に問題はない。しかし、複数会場でセッションがあり、申込の際に受講セッションを選択する必要がある場合はタイムテーブル一体型の申込みフォームにする方がよい。タイムテーブルと申込みフォームが別々になると、セッションの全体図が見えなくなりセッション選択が面倒になる。

POINT6 フォームの取得項目は最小限にする。

せっかく個人情報入力やアンケートに応えてもらえるのであれば、たくさん聞いてしまおう!と思ってしまうかもしれない。取得項目が多いほど、(取得する項目によるが)その後の営業活動がスムーズに進むかもしれないが、ハードルが高くなりWeb申込数は確実に減る。取得項目が少ないほど申込に対してのハードルは下がるが、(取得する項目によっては)その後の営業活動に役立つ情報を多く得ることはできない。

Web申込数とその後の営業活動に役立つ情報量のバランスを考えて取得項目は設置するべきだ。取得項目が多い?と思ったら下記の点をチェックしてほしい。

・本当に部署/役職を聞く必要があるのか?
・郵便番号を聞く必要があるのか?
・住所は都道府県だけではダメなのか?
・電話番号は聞く必要があるのか?
・FAX番号は聞く必要はあるのか?
・個人情報以外にもアンケートが設置されているが、営業活動においてこの項目は参考になっているのか?

「過去のセミナーもこの取得項目だったから・・・」といった理由で項目を見直さないことがある。無駄な(その後の営業活動に関与しない)項目を設置していることが多く見受けられるため、見直そう。

効果測定編

意外に見落とされがちなのが、効果測定となる。効果測定を実施することで効果のある集客施策に予算を集中できたり、よりコンバージョン率が高いイベントサイトへのカスタマイズをすることができる。集客期間が長い場合は効果測定を実施してPDCAサイクルを回すことが特に重要になる。

POINT7 集客効果を測る。

新規顧客をプライベートセミナーに申し込ませたい場合、メディア媒体を用いてターゲットメールやバナー広告を実施するだろう。その際必ずメディアに渡すURLにパタメータを仕込んだ形で渡す方がよい。このようにすることで、どの媒体のどの広告メニュー(バナー?メール?特集記事?)からのサイト訪問が多いか、コンバージョンが多いかを測定することができる。

コンバージョン率が高い集客施策を知ることで集客施策の最適化が可能となる。また、来年実施する際の基準となるだろう。
※こちらのページ(https://support.google.com/analytics/answer/1033867?hl=ja)からパラメータ設定が可能。

「power」という媒体でメール広告を2015/1/26に配信する場合、以下の設定で生成したパラメータ付きのURLをメール文面に記載する。
キャンペーンの参照元・・・power
キャンペーンのメディア・・・mail
キャンペーン名・・・・・・・・20150126

POINT8 A/Bテストをする。

イベントサイトには正解はない。TOPのファーストビューにて基調講演を前面に訴求したほうがいいのか、特別講演を前面に訴求したほうがいいのか。申込みボタンは赤がいいのかオレンジ色がいいのか。少しの違いでもコンバージョン率に影響が出ることがある。しかし、どちらがいいかは誰もわからない。その際はA/Bテストをおすすめする。

今はGoogle アナリティクスの機能を使えば簡単にA/Bテストをすることができる。特に集客期間が長い場合は、集客期間の前半でA/Bテストを実施して最適解を見つけ出し、集客期間後半の山場に備えよう。

以上で、8つのポイントの紹介を終わりとなる。是非チェックし、申込が殺到するイベントサイトの構築を目指してほしい。

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