2023年7月1日をもって、ユニバーサルアナリティクスと呼ばれる従来のGoogleアナリティクスでの計測を停止させるとGoogleが発表。それを受けて、弊社ではGA4導入をテーマにしたセミナーを開催した。
インサイドセールスを担当する私は、セミナー参加者のお悩みを聴いている。そのなかで、企業は違えど、皆似たようなことで悩んでいると気付いた。
本記事では、私がお客様から聴いたお悩みと、それに対するパワー・インタラクティブのご提案内容を紹介する。
※関連ナレッジ資料※
企業情報解析ツールplus活用事例集 をダウンロード
【お客様からの相談】
ビジネス形態:BtoB
業種:不動産
部門:マーケティング
規模:1000名~5000名未満
不動産関連事業を展開する同社は、20近いサイトを運営しているものの、GA4導入に着手できていない。社内にGA4に詳しい人材はおらず、それぞれのサイトに設定を施すリソースもない。
各サイトのGA4導入を依頼できないか。
時間をかけて、20サイトすべてにGA4を導入するのは現実的ではない。まずはGA4を導入すべきサイトを精査し、必要/不要の判断をすることをおすすめする。
そのうえで、必要としたサイトのGA4設定をどう落とし込むのかを考えるのが良い。多数サイトを運営していると関連部署が多岐に渡り面倒に感じるかとは思うが、GA環境整理の機会と捉えてほしい。
【お客様からの相談】
ビジネス形態:BtoC
業種:ヘルスケア
部門:マーケティング
規模:100名~500名未満
ヘルスケアのECサイトを運営。そのため、アクセス状況だけでなく、キャンペーンを実施した際の効果検証もGAでおこなっている。
探索機能を使うような深い分析をするにはBigQueryと連携すると良いと聞いたが、自社に必要なのかどうかの判断がつかない。
BigQueryとの連携が必要かどうかの判断基準を教えてほしい。
BigQueryを導入することで、探索機能で利用できるデータの期間が変わる。GA4単体で利用する場合は最大14ヶ月分のデータしか利用できないが、BigQueryとGA4を連携する場合、期間無制限で利用できる。
また、BigQueryにGA4以外のデータも連携して、Googleデータポータルでダッシュボードを作成することができる。
このあたりの活用をどの程度するか現段階では分からない場合、まずはGA4のみ導入し、活用してみてからBigQueryの導入を検討する方が得策。
【お客様からの相談】
ビジネス形態:BtoB
業種:オフィス関連機器
部門:情報システム
規模:1000名~5000名未満
「ユーザー」を軸として分析できるGA4の導入をきっかけに、オンラインとオフラインのユーザー行動を可視化したい。
オンライン行動としてGA4、MAツールのデータを、オフライン行動としてCRMのデータをBigQueryに蓄積する。BigQueryに統合したデータをもとに、オンラインとオフラインをまたぐユーザー行動を可視化したい。
サイトの更新頻度が高く、分析したい内容も変わることから、Googleデータポータルによるダッシュボード構築の内製化も支援してほしい。
大きなプロジェクトになるため、段階的に進めたい。 GA4とBigQueryの導入およびGoogleデータポータルでの可視化までを第一段階。MAとCRMのデータ統合および可視化を第二段階として進めてはどうか。
ダッシュボード構築の内製化を考えると、第一段階での導入フェーズに時間をかけるより、運用定着フェーズに時間をかける方が良い。年間プロジェクトとして、ダッシュボード構築の内製化の伴走支援を提案したい。
パワー・インタラクティブでは、GA4導入支援サービスを提供している。
GA4はデータに対する理解が求められるツール。ご担当者様自身では対応が難しいところもあるかもしれない。例えば、探索機能の使いこなしやBigQueryのSQL操作など。 このような場面で、弊社はサポートをおこなっている。
また、BigQueryに蓄積したマーケティングデータの可視化にも取り組んできた。そのノウハウをもとに、データ分析基盤づくりもサポートできる。
サービス利用については、以下の基準に沿って検討することをおすすめしている。
担当者レベルでGA4を活用する → ミニマムプラン
ダッシュボードにより組織的に分析 → スタンダードプラン
GA4とBigQueryを連携して14ヶ月以上のデータ蓄積 → アドバンスプラン
MAやCRMなど他データも集約し、多様な分析ができる環境を整備 → プロフェッショナルプラン
GA4導入でお困りの方は、弊社にご相談ください。
GA4導入支援サービス
コンテンツ編集長
岩野 航平
コンテンツ戦略策定
新卒で株式会社ネオキャリアに入社し、新規オウンドメディアの立ち上げに従事。ネオキャリアを退職し、数カ月間飲食店で働いた後、パワー・インタラクティブに入社。マーケティング、インサイドセールスを担当したのち、コンテンツ編集長に就任。パワー・インタラクティブで発信するコンテンツ全般の企画やコンテンツ計画策定などをおこなう。
2023.11.15
2023.03.27
2023.03.14