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Web担当者としてYahoo検索のSSL化とどう向き合うか

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最近のWeb業界のトピックとして、「Yahoo! Japanの検索結果のSSL化」というニュースや記事を目にする機会が多かったのではないでしょうか?

「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ - Yahoo!検索ガイド - Yahoo! JAPAN

Web担当者としてこの「Yahoo!検索SSL化」とどう向き合うか、整理してみました。

そもそも「Yahoo!検索のSSL化」とは何か?

Yahoo! Japanでキーワード検索を行った際の検索結果画面がSSL化されるということです。

ユーザーがブラウザで見える範囲では検索結果画面のURLが「https://~」で始まるURL(アドレス)に変わる形になります。検索結果画面に関する情報のサーバとのやり取りが暗号化され、ユーザーの入力した情報の送信の安全性が高められます。検索結果を暗号化することでプライバシー保護やセキュリティを強化するのがYahoo! Japanの目的です。

Googleは先行して実施しており、暗号化されたキーワード検索の内容が判別できなくなる点も同様です。

企業のWeb運用に関して、どのような影響があるか?

自社サイトやWebサーバに対して何か設定や導入が必要か 必要なし
自社サイトの表示や動作に影響があるか 自社サイトの表示や動作には特に影響なし
自社サイトのSEO 順位変動の要因にはならないが、キーワード分析をする際に影響 ⇒「アクセス解析」を参照
Yahoo!プロモーション検索連動広告(スポンサードサーチ) インプレッション(広告表示)数や順位の変動要因にはならない
アクセス解析 影響あり
  • 既にSSL化を済ませているGoogle検索と同様、キーワード検索で流入しても「(not provided)」として解析結果にまとめて表示され、個別のキーワードが判別できなくなる。

キーワード分析を今後どうしていくか?

日本国内の検索エンジンで大きなシェアを占めるGoogle・Yahoo! Japan両方の自然検索キーワードがアクセス解析で判別できなくなっていくことで、キーワード分析を基にした分析や成果の評価が行いにくくなってしまうのがYahoo! SSL化の最大の影響と言って良いでしょう。

検索を行う一般ユーザー視点ではセキュリティ強化の取り組みは評価すべきことなのですが、Web担当者視点では不便になるのが現状です。

今後どのようにキーワード分析と向き合うと良いか、整理してみましょう。

Google Search Console(旧ウェブマスターツール)の活用 Google Search Console(旧ウェブマスターツール)の設定をきちんと行い、データを取得することでアクセス解析の補完にする。
  • Google Search Consoleの詳細な設定方法については、弊社マーケティングデータアナリスト作成のマニュアルを公開中です。
  • 【検索連動広告を出稿している場合のみ】検索クエリ(実際にユーザーが入力したキーワード)の分析を行う 検索連動広告を出稿している場合は、検索クエリ(=検索連動広告からの流入ユーザーが実際に何のキーワードを検索したか)の分析を行うことで、ユーザーの検索ニーズを類推できる。
    他の検索エンジンからの流入キーワードを分析する Google・Yahooが国内の検索エンジンのシェアの大半を占めているため、他の検索エンジンからの流入数が少ない場合が多いものの、「どのようなキーワードにニーズがあるか」に関しての参考データになる。
    例:Bing、楽天ウェブ検索、DoCoMo(dメニュー)、au(au one) など

    2015年8月~9月分のキーワード分析に注意

    流入元の種別が自然検索(organic)と、参照サイト(referral)に分かれる。

    • 分かれている期間は2015年8月18日~9月18日
    • 「Yahoo自然検索」のデータをピックアップしてレポート作成や分析を行っている場合は、上記2種類の流入元を合算する必要がある。

    Yahooからの流入キーワードに「(not provided)」が含まれるように

    • 2015年9月17日以降に増加
    • 2015年10月13日時点ではGoogle検索のように全面的に置き換わってはいないが、今後徐々に増加する可能性が考えられる

    その他気を付けたいこと

    「Yahoo! JapanやGoogleからの流入キーワードが分かる」という話には注意

    分析ツールやSEOなどでこういった話で提案があった場合は、必ずどのような仕組みになっているかを確認し、明確に答えてもらうようにしましょう。

    「流入キーワードが判別できなくなる」のはどのサイトも平等に適用され、Googleアナリティクスだけでなく、他のアクセス解析ツールでも判別できなくなります。

    まとめ

    アクセス解析やリスティング広告運用を担当する人間にとっては、自社サイトに流入したキーワードの判別ができなくなっていくのは残念です。しかし、取得できるデータを活用して分析や改善を行っていくしかありません。

    このように、取得できるデータはさまざまな要因に拠って変わる可能性があることを織り込んで、解析や運用を行っていきましょう。

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