25周年代表インタビュー
コロナ禍で前進、
挑戦し続ける組織へ

2022年2月3日、パワー・インタラクティブは25回目の創立記念日を迎えました。
変化の激しいデジタルマーケティング業界で四半世紀にわたり走り続けてきた秘訣は何なのか、またこの先どこに向かって走り続けるのか。
新型コロナウィルスによるパンデミックでリモートワークや企業のDX推進がますます加速し、
会社としても絶え間ない変化が求められる今、代表取締役の岡本にインタビューしました。

いち早くコロナ対応策を打ち出し、
約1か月のハイスピードで全社リモートワークへ

コロナウィルスへの社内の初期対応を振り返っていかがですか?
2020年の初めごろからコロナウィルスが広がりましたが、私たちの動きは早かったです。2月上旬に移転拡大した東京オフィスは3月に、4月には大阪オフィスもリモートワークに切り替え、全社員が在宅勤務となりました。
世の中は一変しましたが、パワー・インタラクティブは何が変わったと思いますか?
皆の考え方が大きく変わったのではないでしょうか。コロナによって大きく環境が変わりました。人が集まることができない、セミナーもリアルの会場ではできない、以前はface to faceでやっていたことをリモートでやらなければならないと、色々制約が出ました。

しかしその制約の中で自分たちがどうすればよいのかを皆が深く考え、実行していったことがすごいと思います。できない理由を言わずに、どうしたらできる?ということを常に考える。そこがいちばん変わったし、大きく前進したところ。つまり社員の内側の面が大きく変わっていったと思います。

リモートワークを前提に組織変更。社外とも積極的に繋がっていく

リモートワークが主体となり、良くなった点はありますか?
コロナ前は東京と大阪とで大きく部門が分かれていましたが、リモートワークではもはや東京と大阪の区別はありません。会社組織としては1つであり、その中に機能的なセクションを作っていくという考え方で組織変更を行いました。 あわせて、未来のためにナレッジを蓄積することを目的としたチームを作りました。「ナレッジ」とは、会社や個人が蓄積している知識やノウハウのことです。リモートワークが主体となり、ナレッジ共有の機会が減っていきました。個々人に蓄積されていく暗黙知を組織のナレッジとして形式知化していくために、ナレッジ活動を始めました。東京・大阪のエリア関係なくチームを編成し、若手をリーダーに抜擢しています。

リモートで働くことが当たり前になり、採用も変わりました。業務委託で優秀な方と契約ができたり、副業制度を使って、大手企業や外資企業の部長クラスが支援してくれたり、社外の人と繋がりやすくなっています。ちょうど、来期に向けて人事制度の見直しに着手しているのですが、アドバイザーやパートナーとして、パワー・インタラクティブの価値観を共有できる外部の人とのコミットメントも強く意識したものにしたいと考えています。
図表1:これからの人事制度の考え方
コロナ禍の2年間を経て、見えてきた方向性はありますか?
年2回、全社員が集まるミーティングがあるのですが(現在はオンラインで開催)、2021年3月のミーティングでは「3年後のビジネスモデル」について議論しました。

会社経営を、ビジョンと戦略とオペレーションに分けて考えてみると、まずビジョンは普遍性が高く長期間にわたって有効ですので策定する会社は多いです。次に、戦略は今まで非常に重要とされていましたが、競合に模倣されたり、市場環境が激変したりして変化せざるを得ません。一方でオペレーションは1年や2年ではなかなか築けないものです。逆にこうして築き上げたものは崩れにくく、後から参入してこようとしてもオペレーションをやりきるのには相当の年月がかかります。

パワー・インタラクティブは、お客様のマーケティングをオペレーショナル・エクセレンスにすることに貢献することを、われわれの顧客価値と定義しました。そのための資源(リソース)は、われわれがコンサルティング活動を行う中で、暗黙的に保有している個々の経験や知恵の集積です。

そして、それを個々に留めておくのではなく、言語化・ドキュメント化し、社内へ共有します。それにより、直接経験していない案件の知見を、別のコンサルティング案件にも生かすことができます。これとこれとは共通点があるな、これとこれとは与件が変われば変わるのだな、といった具合です。個々の知見や経験・体験といったナレッジを共有することで、組織としてのチカラに変えていきます。組織としてのナレッジの重要性に気づけたのは、コロナ禍のおかげといえるかもしれません。それまで自然になんとなく共有してきたものを、リモートワークで分断される中、意識的に言語化し、共有していく重要性に気づかされたのです。

多様な働き方は今後も変わらず。
挑戦するメンバーと仕事をしたい

現在は全員がリモートワークですが、コロナ終息後はどうなりますか?
リモートワークはできるだけ続けていきたいです。元に戻ることは100%考えていません。この11月に、大阪本社をWeWorkなんばに移転し、ほとんど使っていない東京オフィスは一旦解約しました。一方で、集まって話すことができるオフィスはあった方が良いんじゃないかと考えています。オフィスの存在意義はどこにあるのか?新たなオフィスの在り方を模索中です。

ワーケーションや地方への移住も、コロナが収束しても可能な組織でありたいと思っています。地方に移住するとオフィスに出てくる時に大変かもしれませんが、それを配慮してスケジュール調整をすれば良いだけのことです。多様な働き方ができて、仕事の仕方もステージアップできて、多くの人に受け入れられるような会社組織にしていきたいです。いろいろな働き方があったほうが楽しいじゃないですか。
最後にどんな仲間に来てほしいですか?
何かに挑戦することや、新しいことに対して免疫があるかを採用面接では見ています。今までと違ったことをすることが苦にならない人が良いですね。今回全面リモートワークで会社がうまく回っているのは、そういったメンバーが集まっているからなのかもしれません。 また何かができなかった時に、できない理由を言う人は嫌ですね。それと僕はずっと体育会系でしたが、上意下達は嫌で、お互いにリスペクトができる人が良いです。一人一人の存在を認め、多様性をきちっと受け入れること。 この会社を作った時、インキュベーターの役割を果たしたいと思っていました。ここで培った経験を基に自分が本当にしたいことにチャレンジしてほしい。そして、そんな人が集まる集団にしたいという気持ちは今も変わっていません。ぜひ新しい事業を立ち上げたり、新しいものを生み出したりしてくれればと願っています。

私たちは、新たな仲間を待っています。- Join Our TEAM-

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