事例

事業部全体のマーケティングレベル向上のしくみづくり

ビジネス形態
BtoB
業種
IT
部門
マーケティング
規模
1000名~5000名未満
導入前の課題
事業部内で扱う商材数が多く、商材によってマーケティングレベルに差がある。特定の商材だけでなく、事業部全体のマーケティングレベルを向上させたい
成果
商材ごとに現状のマーケティングレベルが確認でき、進むべき方向が明確になった
利用サービス

クライアントの課題

事業部全体のマーケティングレベルの向上

事業部内で扱う商材が多く、商材によってマーケティングレベルにバラつきがありました。特定の商材だけでなく、事業部全体のマーケティングレベルを向上させるため、各商材担当者が現状のマーケティングレベルを理解し、自らステップアップする環境を整えたいと考えていました。

解決方法

現状のマーケティングレベルと、進むべき道標を提示

弊社にて、6つのマーケティング評価軸ごとに5つの成熟度ステージを示したマーケティング成熟度マップを作成しました。マーケティング成熟度マップから各商材担当者に現状のマーケティングステージを把握の上、半年後の目標ステージを決めてもらいました。

具体施策

マーケティング成熟度マップで現状レベルと半年後の目標設定、計画策定を推進

1)マーケティング成熟度マップの作成

「最適な顧客体験の提供」や「マーケティングの売上貢献」までの道標となる、マーケティング成熟度マップを作成しました。縦に「戦略」「コンテンツ」など6つの評価軸(テーマ)を置き、評価軸ごとに以下の5つのStageで成熟度を定義しました。

・Stage1(場当たり的)
・Stage2(管理された)
・Stage3(定義された)
・Stage4(定量に管理)
・Stage5(最適化された)

さらに、ステージをアップするためにやるべきことを整理しました。

2)マーケティング成熟度マップで現状把握と半年後の目標設定・アクション計画を推進

商材別に、以下の順で進めてもらいました。

・ステップ1:マップを参考にして各テーマの現在地を把握
・ステップ2:各テーマの目指すステージを決める
・ステップ3:各テーマの目指すステージに到達するためのアクションを考える。
・ステップ4:実施するアクションを選び(ステージをあげるテーマを決める)スケジュールにおとす

3)次のステージへ進めるための研修プランの提供

「最適な顧客体験の提供」や「マーケティングの売上貢献」までの道標となる、マーケティング成熟度マップを作成しました。縦に「戦略」「コンテンツ」など6つの評価軸(テーマ)を置き、評価軸ごとに以下の5つのStageで成熟度を定義しました。

4)社内向けメールマガジンの提案

マーケティング活動の機運を高めるために事業部内で展開するメールマガジンを提案、配信予定です。営業側にマーケティング活動を知ってもらうとともに、他商材のマーケティング活動を共有することで、マーケティング担当者間の競争心を高めていきます。

結果

商材ごとに現状のマーケティングレベルが確認でき、進むべき方向が明確化

マーケティング成熟度マップより、半年後に目標とするステージに向けた具体的な施策、活動計画が固まりました。クライアントからは、実際の取り組みに沿ってマーケティング成熟度マップが設計されているので、施策が実施されれば各商材のマーケティングの質が高まり、商談の創出に直結すると期待されています。

担当コンサルタントの声

マーケティング成熟度マップは、お客様に沿った仕様に作成するために、担当の方と密に連携しながら約3カ月かけて仕上げました。マーケティング成熟度マップの設計は、これまでマーケティングオートメーション導入時の基本設計(目標設定やコミュニケーションシナリオ設計、コンテンツ設計、運用体制づくり、データ連携etc.)で培った経験・ノウハウが活かされたと思います。多くの企業にマーケティング活動の道標として活用いただきたいです。

山田 俊也

マーケティングコンサルタント

山田 俊也

マーケティング戦略策定

BtoB企業を中心に、マーケティング戦略設計から施策の実行までサポート。Marketo Engageを使ったコンサルティングの実績を多く持つ。
社外に向けた無料・有料セミナーの企画、講師も担当。のべ50回以上の登壇実績。Adobe社が提供するMarketo Core Concepts Ⅱの講師を勤める。
育児のための長期休暇を取得、仕事復帰後は子育て奮闘中。

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