これまでUAでPV数などのアクセスログ数値をKPIとして、半期ごとに言語・地域ごとにサイト比較しており、GA4で前年比較できるよう早めにデータ蓄積をしておくことが必要でした。また、サイト運用担当者が替わり、新任担当者はGA4の操作ができるか不安を持っていました。
GA4での計測を急ぎ始められるよう、GA4の基本的な設定を行う「ミニマムプラン」を契約いただきました。現状のUAの設定や分析内容を確認し、引き続きGA4でも計測できる分析環境を準備しました。さらにGA4導入後は、設定内容の説明と、「標準レポート」と「探索レポート」の操作・使い方の説明を行いました。
1)UAの設定や作成しているレポートから、計測しているサイト範囲やコンバージョン対象などの棚卸を行いました。
2)確認した内容をもとに、お客様とやり取りしながらGA4でも引き続き取得する計測対象をまとめました。希望の計測対象の中には、特定のサイト内リンククリックなどGA4の標準機能では取得できないデータがあったため、Googleタグマネージャーでカスタムイベントを実装しています。
3)導入後はWeb会議で「標準レポート」と「探索レポート」のそれぞれの操作説明を行いました。UAで分析している指標がGA4ではどこで確認できるのか、どのように数値を評価するか、「探索レポート」の作成方法などを説明しました。
希望通りに6月からGA4でのデータ蓄積が開始されました。GA4でどのようにデータが表示されるか理解いただき、翌日からGA4の操作が行えるようになりました。
今回の導入は、設定後のレポート操作や使い方の説明に重きを置きました。お客様から「レポートを読み解く手がかりはつかめたので、使い込むことでデータの解釈にも慣れることができそう。」とのお声をいただくことができました。
マーケティングデータアナリスト
松實 美樹
Googleアナリティクスの計測設定、アクセスログ分析
2018年にパワー・インタラクティブに入社し、アクセスログ分析やリスティング広告運用などを通じてデジタルマーケティング支援に携わる。現在はGoogleアナリティクスの設定支援や、アクセスログを用いたWEBサイト分析、ダッシュボードの設計・作成を中心にアナリストとして従事。趣味は映画鑑賞。好きなジャンルはアクション、ホラー・スリラー。
2023.06.19
2020.12.08
2020.12.05