事例

Adobe Marketo Engage運用を3事業部で同時推進、プレイブックで施策共有

ビジネス形態
BtoB
業種
IT
部門
マーケティング
規模
1000名~5000名未満
導入前の課題
3つの事業部が同時にAdobe Marketo Engage(以下Marketo)導入したが、事業部によって活用の差が出てきた
成果
他部署のデジタルマーケティング施策を自部署でも取り入れ、スムーズな推進が可能になる
利用サービス

クライアントの課題

Marketoによる施策の推進に3事業部間でバラつきが出てきた

全社方針としてデジタルマーケティング推進が掲げられ、業種が異なる3つの事業部が同時にMarketoの運用を開始しました。着々と施策を展開する事業部もあれば、どのような施策を打てばよいかわからず苦戦する事業部もありました。遅れをとっている事業部も施策を実行し、全社的にデジタルマーケティングを推進する状態にしたいと考えていました。

解決⽅法

Marketo施策の3事業部間での共有とドキュメント化

3つの事業部のマーケティング担当者を集めて、取り組んだ施策を発表する「取り組み共有会」を設け、発表した施策は「プレイブック」にまとめてドキュメント化し、Marketoの運用ノウハウと合わせていつでも確認できるようにしました。

具体施策

Marketoの「取り組み共有会」と「プレイブック」の作成

1)取り組み共有会

・実施頻度:3か月~半年に1回
・参加メンバー:3部門のマーケティング担当者
・内容:各部署より、期間中実施した施策について、内容・成果・今後の展開・感想を発表

参加者からは、「早速持ち帰って自部署の施策に取り入れた」「他部署の動きを参考にして業務の効率化を図った」といったコメントを得ており、有意義な時間になっています。

2)プレイブック

1.「取り組み共有会」で発表された施策
2.デジタルマーケティングやMarketo運用ノウハウ
3.Marketo施策のひな型

現在、約30項目がまとめられており、施策の考案や困ったときのハウツー検索、新人教育にご利用いただいています。今後も随時増やしていく予定です。

結果

施策の検討時間が短縮、各事業部がPDCAを実行

それぞれの部署が「取り組み共有会」の内容や「プレイブック」の活用で、自分たちで施策を計画・実行し、PDCAを回せるようになりました。これまで施策の検討にかかっていた時間が短縮できたことで、他の施策を同時進行することも行っています。

担当コンサルタントの声

マーケティング施策の経験は、貴重な財産です。自部署だけでなく、他部署の経験を取り込むことで何倍ものスピードで施策が推進でき、会社全体のマーケティング力が向上します。積極的に部署間の施策共有と、共有だけに止まらずドキュメントにしてナレッジ化することをお勧めします。マーケティング組織化への第一歩だと考えます。

山田 俊也

マーケティングコンサルタント

山田 俊也

マーケティング戦略策定

BtoB企業を中心に、マーケティング戦略設計から施策の実行までサポート。Marketo Engageを使ったコンサルティングの実績を多く持つ。
社外に向けた無料・有料セミナーの企画、講師も担当。のべ50回以上の登壇実績。Adobe社が提供するMarketo Core Concepts Ⅱの講師を勤める。
育児のための長期休暇を取得、仕事復帰後は子育て奮闘中。

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