セミナーレポート

『パワー・インタラクティブ活用事例:脱エクセル&脱レポートで、 データドリブンな高速マーケティングに舵を切る』セミナーレポート

パワー・インタラクティブ セミナー事務局【文責】

現代のビジネスにおいて"ITの活用"はもはや必要不可欠です。2019年3月に都内で開催したセミナー「マーケティングを可視化せよ!MA×BIが切り開くデータドリブンの可能性」第三部では、当社マーケティングコンサルタントの山下が登壇。BIダッシュボード「Motion Board Cloud」を活用したマーケティングの可視化について、自社の活用事例から解説しました。

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なぜBIツールを導入するに至ったのか

デジタル化によってマーケティング業務は増大

マーケティング担当者が担う業務は増大傾向にあります。セールスプロモーション業務をはじめ、Webマーケティング業務にデマンドセンター業務など、やるべき業務は多岐にわたることでしょう。

そんな山積みとなった業務を効率的に処理していくにはデジタルツールの活用が有効ですが、山下は『MA・CRM・アクセス解析といったツールを漠然と利用するだけでは意味がない。それぞれのツールを「どのように活用」でき、「どのような効果」を得られるのかを把握しておかないと、さまざまな課題を抱えることになる』と話します。

パワー・インタラクティブが実際に抱えていた問題

当社自身、BIツールを導入する前は『さまざまなツールを複数のチームがそれぞれで利用することによる煩雑化』や『データの未登録』といった問題をいくつも抱えていました。

データを活用するために必要なデータを可視化したい。しかし、それよりも先に今抱えている複数の問題を解決しなければ、データを可視化しても適切なデータが表示されず、活用は難しい...という状況だったのです。

問題解決のために選んだツールは「Motion Board」。その理由は...

抱えていた問題を解決するために当社が選んだツールは、「Motion Board」です。理由としては、データを可視化するまでのデータ蓄積や連携のしくみが用意されていることでした。

データ活用に向けてさまざまなデータを可視化するためには、まずデータのソースをシステムと連携し、データを蓄積していかなければなりません。しかし、ここまでの仕組みづくりがマーケティング担当者にとってはハードルが高い。かなりの労力が必要となります。

その点、「Motion Board」には標準アダプタが搭載されているため、APIを開発せずとも自社のデータソースと連携でき、専用ストレージが確保されているためデータの蓄積も可能。データ可視化へのハードルを下げてくれるのです。さらにオンサイトの活用支援が充実しているため、ツールを最大限活用しやすくなっています。

実際に「Motion Board」を導入した結果

 ●データ集計の手間を軽減
 ●全データの統合管理とクリーニングを実現
 ●社員のデータ意識が向上し、入力率アップ

という3つの大きな成果を得ることができました。

作成した3つのダッシュボードとは

当社はGoogle Analytics、Marketo、Salesforceといった各ツールのデータソースに加え、情報共有のためにスプレッドシートも使っています。そこでまずは、散在したデータをすべて「Motion Board」と連携。さらに毎日のスナップショットデータや過去の蓄積データを「Motion Board」のダッシュボードで可視化し、データを有効活用するためのマーケティング・テンプレートを開発しました。

現在は、3種類のダッシュボードをマーケティング業務で活用しています。

1つ目は、全体の状況を把握できる「全体俯瞰」ダッシュボード。 続いて顧客の状態(ステージ)を見る「ステージ進捗」ダッシュボード。 最後にWebやセミナー、インサイドセールスなど施策ごとの成果を確認する「施策別」ダッシュボードです。

全体俯瞰は経営層、ステージ進捗はリーダー層、そして施策別のダッシュボードは現場の担当者を想定して開発しました。

パワー・インタラクティブのBIツール活用事例3つとその成果

ステージ進捗の可視化を実現し、部門レポート作成にかかる時間を削減

当社の場合、ステージ進捗を確認するとき、今までは複数のツールを行き来しながら情報を集める方法しかありませんでした。データを集めて経営会議や月次会議で共有する作業には、平均して毎月10時間ほど必要だったと山下は話します。

しかし開発したステージ進捗のダッシュボードを使えば、もう複数のツールを行き来する必要はありません。1つのツールだけで「セグメント別ダッシュボード」や「ステージ別ダッシュボード」がすべて確認できるのです。そのおかげで、これまで費やしていた作業時間が"ゼロ"になりました。

セミナーの効果検証を実現し、セミナー成果レポート作成にかかる時間を削減

当社にはセミナー運営を担当する専任者がいません。そのため今までも2度、煩雑なセミナー業務を見直してきました。

Marketoを導入してセミナーを一括管理し、セミナーの講演プログラム作成時間を大幅に削減。さらに、スプレッドシートとMarketoを組み合わせてセミナー業務の情報を一元管理し、業務効率化を図りました。しかし、それでも複数のツールを行き来して情報を集める手間や、スプレッドシートによるレポート作成などの工数は解決できなかったのです。

それが、「Motion Board」でセミナー担当者専用のテンプレートを開発したことで状況は一変します。セミナーごとの申し込み率や参加率、アンケートの回答や資料ダウンロードなど、1つの画面からさまざまな情報にアクセスできるようになりました。山下によると、今まで月8時間程度かかっていたセミナー成果のレポート作成工数が、約10分程度になるまで短縮できたそうです。

インサイドセールスの業務効率化を実現し、顧客情報の把握にかかる時間を削減

インサイドセールスは、データを分析して1日のアクション数や成果に繋げています。

しかし確認しておきたいデータが多岐にわたっているため、1社の情報を集めるだけでも、今までは複数の画面を何度も行き来する必要がありました。そこでインサイドセールス専用のダッシュボードを作成し、すべてのデータを1画面へ集約。必要な情報や有効接続数などを無駄なく把握できるようにすることで、平均して月に20時間の削減に繋がったと山下は話します。

まとめ

マーケティングデータの可視化のしくみづくりは、マーケティング担当者にとって最難関とも言える、労力のかかる業務です。しかし、Motion Board Cloudと当社が提供する「マーケティングダッシュボードパック」を活用すれば、スピーディーに「データが持つ意味を"正しく"理解し、迅速な判断を促すための仕組み」の構築が可能になります。

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