個人から組織を変革していく
All Meeting 2019秋をレポート

2019年10月24日(木)

マーケティングコンサルタント 水野 友紀子【文責】

「7つの習慣」をご存知だろうか。 スティーブン・R・コヴィーによって書かれた人生哲学のベストセラー書籍である。

10月4日、5日と二日間にわたって行われた2019年秋のAll Meetingでは、その「7つの習慣」が取り上げられた。今回のテーマは「人格を磨く」。東急スポーツオアシスの方をゲスト講師としてお招きし、「7つの習慣」をビジネスに当てはめた研修「7つの習慣®Frontier」で、組織の中の個人の在り方や意識を徹底的に学んだ。

AllMeeting
―講師の東急スポーツオアシスの江崎様

「7つの習慣」の本題に入る前に意識することとしてインサイド・アウトの考え方がある。インサイド・アウトとは自分自身の内側から変わっていくことである。組織など外側からの抑止による統制ではなく、個人レベルからの変革で組織の変革を目指す。それが「7つの習慣」の根本となって、唯一無二の企業カルチャーへと繋がっていくのだ。

「7つの習慣」とは以下である。
第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刀を研ぐ

1つの習慣に対して、1時間半以上の時間をかけて学んだが、今回は特に印象に残った点を振り返る。

AllMeeting
―7つの習慣®Frontierのテキスト

まずは第1の習慣:主体的である、について。
人は反応的な時、感情や環境など外的な影響のままに反応してしまう。一方で主体的な場合、人は一時停止して反応を選択する自由を使う。何か問題があった時、どのように反応したら良いのか考えることが重要だということだ。それは人のためではなく、自分のためになる。研修の中で印象深かった言葉がある。「人に対して抱く感情は相手に与えている気持ちではない。自分に与えている気持ち」なのだということ。
腹を立てたり、不満を言ったりすると自分の気持ちも暗くなる。決して良い気分にはならず、後悔することも多い。そういう反応を起こす前に一旦考え、望む結果に基づいて反応するよう気を付けていかなければならない。それが人格形成にも繋がっていく。

第1の習慣では、影響の輪についても学んだ。
私達の身の回りには、気がかりだがほとんどコントロールできない関心の輪とその中でも自分がコントロールできる影響の輪が存在する。例えば、雨が降ることはコントロールできない関心の輪だが、洗濯物を家の中に干すことは影響の輪の中である。仕事に置き換えてみると、サイトの流入数は関心の輪の事柄だが、サイト改善は影響の輪の事柄、などだ。
反応的な人は、関心の輪にフォーカスする。周りの環境のせいにして、自分の可能性を狭めていく。一方で主体的な人は影響の輪を広げることに注力する。自分は知らず知らずのうちに影響の輪を小さくする行動をしていた、との声も上がっていた。

もうひとつ、印象的であったのは第3の習慣:最優先事項を優先する、である。
当たり前のことではあるが、私達は普段重要なことを優先できているだろうか。 身の回りの事柄を4つの領域に振り分けるとしよう。(表1)緊急で重要な第1領域。重要だが緊急ではない第2領域、緊急だが重要ではない第3領域。緊急でも重要でもない第4領域。減らすべきは第3、4領域である。

表1:4つの領域
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仕事を振り返ってみると、無意味な会議、重要ではないメール、タスクなどを抱えていないか。第3領域に当たるそれらの事柄は、時間を蝕む最大の課題となる。それらの時間を減らすことによって最優先事項の第2領域の活動を増やすことができる。人間関係を作ったり勉強したりする時間である。業務内容を棚卸して各領域に分けることで、自分の重要にすべきことが可視化できることが分かった。

AllMeeting

All Meetingの研修を通して、今回説明できなかったものも含め、仕事上の意識だけでなく、普段の生活から意識して自分自身を変えることができる習慣を学んだ。自分自身と向き合ったことで、自分の可能性を再確認することができた私達は、新しい気持ちで下期を駆け抜けていく。

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