コラム

「自分年表」の発表から考えたパワー・インタラクティブのコミュニケーション

2022年10月7日と8日の2日間、All Meetingを行った。

All Meetingとは、年度の上期と下期の始まりに、パワー・インタラクティブ(以下、パワーと表記)の全社員が集合し、ミーティングを行うというものである。

今回のAll Meetingでは、1日目の最初に各自が「自分年表」を発表する、個別キャリア紹介コーナーが設けられた。
各自が社会人になってからの人生を仕事を主な軸に振り返り、共有するというものである。 それぞれ発表後に質疑応答時間があり、和気あいあいとした時間だったと思う。 本稿では、個別キャリア紹介コーナーで私が感じたことを記していきたい。

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「自分年表」から見えた多様性

私は、各自が作成した「自分年表」から多様性を感じた。 例えば、資料の構成や色使いである。 大まかなフォーマットは共有されていたものの、その中でも自然に個性が出ていた。 相手が見やすいと思う文字の大きさも違えば、見やすいと感じる色も違い、構成も違う。 また、人によって仕事のモチベーションが下がる要因についても環境の変化によるものや、ワークライフバランスによるもの、仕事で求められた成果を出せなかった時などそれぞれだった。

当たり前のことかもしれないが、多様性を「受け入れる」というのは結構難しいことだと考えている。意識としては可能でも、感覚や感情は思い通りにならないことが多い。ただ、その中で大事にしたいと思っていることは「存在を認める」ということだ。それは自分に対してもである。

個人的にパワーでは、コミュニケーションの中で「存在が認められている」と感じることが多い。今回の「自分年表」の発表でも、発表者に関心を持ち、質問やディスカッションが入社年次や年齢問わずあった。また、普段の業務では新人の私にも発言の機会が与えられる。まだ環境に慣れない部分もあるが、このパワーの文化を大事にしていきたいと思った。

写真1:発表の様子

「自分年表」を通して考えたコミュニケーションの重要性

パワーでは、フルリモートを採用しており、All Meetingのような機会でしか全社員が集まることはない。もちろん、フルリモートならではの通勤時間が省けることや、昼食を家で作れること(個人的な感想)などメリットも複数ある。ただ、お互いのコミュニケーションは主にオンライン上でのものであり、言葉のニュアンスが分かりにくい場合もある。

リモートワークでは、チームワークが高いチームほど、業務に関わるコミュニケーションと業務に直接関わらないコミュニケーションの両方を多くとっているというデータがある。*1

今回の個別キャリア紹介は、業務に直接関わらないコミュニケーションに属する。出社していれば、ランチでのコミュニケーションや、ちょっと一息ついた時の雑談などだ。 業務にかかわらないコミュニケーションは、相手の言葉のニュアンスや雰囲気の理解に役立ち、オンラインでのコミュニケーションを円滑にすると思う。私も意識して業務に直接関わらないコミュニケーションを取っていきたい。

*1 「テレワークでの職場内コミュニケーション 「業務の話」は1日あたり「30分未満(0分含)」6割 「業務以外」は「0分」4割 ────若手ほど「コミュニケーションしにくい」と感じている傾向が」

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まとめ

All Meetingで「自分年表」を作成し、自分自身の振り返りも出来た。また、他部署の先輩や上司の過去も少し除き見れた気分だ。

今回は、「色々な背景がある仲間がいて、興味深い」「~経験がある方なら~を聞いてみたい」と感じたことを深堀した結果、キャリア紹介はお互いの背景を知り、コミュニケーションを円滑にするための1つのきっかけであると感じた。そして、パワーの暖かい雰囲気の元には、上記のような取り組みがあるのではないかと思った。

写真2:当日の様子

田中 里香子

インサイドセールス

田中 里香子

インサイドセールス

新卒でJR西日本に入社し、駅員として運輸業務に従事。その後、コールセンターでリーダーとしてBtoC営業を経験。パワー・インタラクティブに入社後はインサイドセールス担当として、お客様とのコミュニケーションを大事にしながらヒアリングを行っている。
お酒とスプラトゥーンが大好き。ダイエットも頑張ります。

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