事業部内で扱う商材が多く、商材によってマーケティングレベルにバラつきがありました。特定の商材だけでなく、事業部全体のマーケティングレベルを向上させるため、各商材担当者が現状のマーケティングレベルを理解し、自らステップアップする環境を整えたいと考えていました。
弊社にて、6つのマーケティング評価軸ごとに5つの成熟度ステージを示したマーケティング成熟度マップを作成しました。マーケティング成熟度マップから各商材担当者に現状のマーケティングステージを把握の上、半年後の目標ステージを決めてもらいました。
「最適な顧客体験の提供」や「マーケティングの売上貢献」までの道標となる、マーケティング成熟度マップを作成しました。縦に「戦略」「コンテンツ」など6つの評価軸(テーマ)を置き、評価軸ごとに以下の5つのStageで成熟度を定義しました。
・Stage1(場当たり的)
・Stage2(管理された)
・Stage3(定義された)
・Stage4(定量に管理)
・Stage5(最適化された)
さらに、ステージをアップするためにやるべきことを整理しました。
商材別に、以下の順で進めてもらいました。
・ステップ1:マップを参考にして各テーマの現在地を把握
・ステップ2:各テーマの目指すステージを決める
・ステップ3:各テーマの目指すステージに到達するためのアクションを考える。
・ステップ4:実施するアクションを選び(ステージをあげるテーマを決める)スケジュールにおとす
「最適な顧客体験の提供」や「マーケティングの売上貢献」までの道標となる、マーケティング成熟度マップを作成しました。縦に「戦略」「コンテンツ」など6つの評価軸(テーマ)を置き、評価軸ごとに以下の5つのStageで成熟度を定義しました。
マーケティング活動の機運を高めるために事業部内で展開するメールマガジンを提案、配信予定です。営業側にマーケティング活動を知ってもらうとともに、他商材のマーケティング活動を共有することで、マーケティング担当者間の競争心を高めていきます。
マーケティング成熟度マップより、半年後に目標とするステージに向けた具体的な施策、活動計画が固まりました。クライアントからは、実際の取り組みに沿ってマーケティング成熟度マップが設計されているので、施策が実施されれば各商材のマーケティングの質が高まり、商談の創出に直結すると期待されています。
マーケティング成熟度マップは、お客様に沿った仕様に作成するために、担当の方と密に連携しながら約3カ月かけて仕上げました。マーケティング成熟度マップの設計は、これまでマーケティングオートメーション導入時の基本設計(目標設定やコミュニケーションシナリオ設計、コンテンツ設計、運用体制づくり、データ連携etc.)で培った経験・ノウハウが活かされたと思います。多くの企業にマーケティング活動の道標として活用いただきたいです。
マーケティングコンサルタント
山田 俊也
マーケティング戦略策定
BtoB企業を中心に、マーケティング戦略設計から施策の実行までサポート。Marketo Engageを使ったコンサルティングの実績を多く持つ。
社外に向けた無料・有料セミナーの企画、講師も担当。のべ50回以上の登壇実績。Adobe社が提供するMarketo Core Concepts Ⅱの講師を勤める。
育児のための長期休暇を取得、仕事復帰後は子育て奮闘中。
2025.01.23
2024.12.20
2024.08.20