本部でMarketo導入後、5つのグループ会社でMarketoの運用を始めます。当初、本部のデジタルマーケティング担当マネジャーが、各グループ会社のMarketo運用管理を行う予定でしたが、データの制約が多いため業務量が多くなり、「安全な運用」が難しくなっていました。
標準的な業務フローを整理し、Marketoの安定的かつ安全な運用フロー体制を構築しました。また、各グループ会社で共通して使える購買促進シナリオを作成し、Marketoで施策を実行するための型化を進めました。
パワー・インタラクティブではコンサルタント2名+運用担当者3名の計5名により、Marketo運用サポート事務局を設置。使い方のトレーニングに加え、各グループ会社が設定したプログラムのチェックや承認作業、操作に関する質疑応答に対応しています。 また、「EC販売」「会員獲得時のフォロー」「休眠顧客向け」など、共通して利用できるシナリオを14パターン作成しました。
各グループ会社が設定した施策をMarketoで実行するまでの過程に、パワー・インタラクティブの確認・承認フローを挟むことにより、日々安全に運用する体制が実現しました。年に800件以上のプログラムを稼働させていますが、事故率は0.62%と、ほぼゼロの運用となっています。
グループ会社によってそれぞれMarketoの利用方法、施策も異なるため、完全に業務を定型化することは出来ません。そんな中で事故を起こさない体制を構築し、運用していくのは、かなりハードルの高い案件でした。グループ会社の方に実施したアンケートでは、低い事故率をキープして運用できていること、会社ごとにMarketoの理解度が異なる中、分かりやすく質問対応を行っていることを評価いただいています。
マーケティングコンサルタント
山田 俊也
マーケティング戦略策定
BtoB企業を中心に、マーケティング戦略設計から施策の実行までサポート。Marketo Engageを使ったコンサルティングの実績を多く持つ。
社外に向けた無料・有料セミナーの企画、講師も担当。のべ50回以上の登壇実績。Adobe社が提供するMarketo Core Concepts Ⅱの講師を勤める。
育児のための長期休暇を取得、仕事復帰後は子育て奮闘中。
2024.01.04
2023.06.21
2023.04.05