ECを運用しているA社では、GA4の理解が不足しており、ECならではのeコマースの設定や、追加設定していたカスタムディメンションやCVをどのようにGA4に移行すればよいかわからず、かつ設定を行うリソースが確保できていない状況でした。
アクセスログ分析に必要なイベントがGA4で確認できるように、計測の設定を行いました。さらに推奨イベントであるeコマースの設定や、カスタムイベント、CVの設定を行いました。
対象ビューおよびプロパティの権限を共有いただき、Excelで設定内容を整理しました。
UAでは計測できなかったがGA4では計測したい内容と、UAの現状の設定内容をGA4で実現するための実装方法を検討し、要件定義を固めました。
要件定義の内容を元にGA4で基本設定、カスタムイベント設定、CV設定などを実施しました。eコマース設定ではGA4で計測できるようにDataLayerの記述を修正し、適切な値が集計できるようにGoogleタグマネージャーの設定を行いました。
UAで計測していたページビューなどがGA4ではイベントとして計測できるようになりました。また、カスタムディメンション、eコマース、CVなどがGA4画面上で確認できるようになりました。
GA4の設定だけでなく、レポート活用に関する簡易的な説明も行ったため、お客様自身でGA4のデータ確認を行っていただけるようになりました。すでにBigQueryとの連携も行っているので、今後はMAツールのデータとGA4データを結合し分析をすることで、新たなインサイトの発掘を行えればと考えています。
マーケティングデータアナリスト
八木 耕祐
Web行動履歴やアプリデータによる顧客行動分析
アナリストとして、50社のアクセスログ分析に携わる。現在は、データ設計、データマート構築などの基盤づくりから、ダッシュボード作成、分析まで、データ活用を極めている。セミナー登壇は50回以上、満足度90%以上のセミナーも多数。
リモートワークになり、海の近くでマリンスポーツをエンジョイ中。
2023.11.24
2022.09.20
2015.09.15