自社でLookerStudioを用いてダッシュボードを構築。Googleスプレッドシートに販売実績データを集約してLookerStudioで可視化していました。しかし、Googleスプレッドシートの1スプレッドシートあたり1000万セルの上限に達してしまったため、最新のデータが集約できない状況になっていました。
BigQueryの導入方法、ならびにCSV形式の販売実績データをBigQueryのテーブルへ追記(もしくは上書き)する方法を全4回の研修を通じて解説しました。
最初にBigQueryの料金体系や構造について説明しました。次に、GCP(Google Cloud Platform)プロジェクトの新規作成と、BigQueryアカウント構造を解説しました。
BigQueryの基本構造であるデータセットとテーブルの新規作成と、CSVデータを用いたBigQueryへのインポートや、既存テーブルへの追記処理を解説しました。
LookerStudioのBigQueryコネクタを利用し、BigQueryへ蓄積したテーブルへの参照と、LookerStudioで作成したコンポーネントのデータソース変更について解説しました。
BigQueryが標準設定しているいくつかの外部接続機能の紹介と、BigQuery上でデータを操作するためのSQLについて、いくつかの例を用いて解説しました。
データの集約先をGoogleスプレッドシートからBigQueryへ変更することで、Googleスプレッドシートの上限を意識しないで最新データを集約できるようになりました。また、データマートを構築することで、今までスプレッドシート上で行っていたデータ加工の作業がなくなりました。
BigQueryの様々な機能を利用したデータ集約の方法と、データを操作するためのSQLについて理解してもらいました。今回のレクチャーではCSV形式の販売実績データを集約することに終始しましたが、さらに様々なマーケティングツールのデータをBigQueryに集約することで、データの意思決定への活用が進むと考えます。
マーケティングデータアナリスト
八木 耕祐
Web行動履歴やアプリデータによる顧客行動分析
アナリストとして、50社のアクセスログ分析に携わる。現在は、データ設計、データマート構築などの基盤づくりから、ダッシュボード作成、分析まで、データ活用を極めている。セミナー登壇は50回以上、満足度90%以上のセミナーも多数。
リモートワークになり、海の近くでマリンスポーツをエンジョイ中。
2023.11.24
2022.11.29
2022.09.26