社内でデジタルマーケティングへの期待が高まり、MQL創出の目標値が毎年上がっていました。しかしリソースが足りず、担当者は社内からの依頼をこなすだけで精一杯でオペレーション上のミスが頻発し、MQL創出につなげる企画を考える余裕もない状態でした。
パワー・インタラクティブはコンサルタント1名、オペレーター2名のチーム体制でMarketoの運用を代行。過去データからMQL創出に効果のある施策を洗い出し、安定して施策を実行できるオペレーションを構築しました。
1)チェックシートの活用によるミスの予防
チェックシートによりダブルチェックをおこなうことで、ミスの起きにくい仕組みを作りました。毎月の定例会議でヒヤリハットを共有し、予防策を議論しています。こうした取り組みの結果、現時点でミスは起きていません。
2)Backlogを活用したプロジェクト管理
Backlogを活用し、プロジェクトを管理。メールの種別ごとに依頼テンプレートを設定し、先方は入力するだけで施策を依頼できるようにしています。コミュニケーションを型化することで、両者間の確認事項を削減させました。
3)運用の効率化
1プログラムあたりの作業工数を減らすために、運用方法の見直しをおこないました。プログラム構成の見直し、チェック項目の簡略化によって1プログラムあたり1時間半かかっていたものを45分に減らし、削減できた時間を作業にあてました。限られた稼働時間のなかで、施策数の倍増につながっています。
チェックシートの活用によって、ミスを発生させずに約1年半運用できています。
限られた契約時間を有効に活用するために運用の効率化を実行した結果、月の施策数が約15本から約30本に倍増しました。
また、弊社が作業を代行した結果、Marketo運用担当者の方は作業にあてていた時間を営業部とのウェビナー企画などに割けるようになりました。
当初はお客様の内製化を目指し、弊社で伴走支援をおこなっていました。しかし、成果が出るにつれてデジタルマーケティングに対する社内の期待が高まり、リソースが不足して身動きをとれない状況になっていました。
そこで弊社の支援の内容を伴走支援から運用代行へと切り替え、お客様のリソース不足解消をサポートしました。
Marketo運用担当者の方からは「運用を任せたことで、空いた時間を企画作りに使えるようになり、成果創出を加速させることができた」との声をもらっています。
コンサルティング第1部 部長
久道 真之介
マーケティング戦略策定
通信会社で法人向けの営業を8年経験。その後起業を経験し、2010年にパワー・インタラクティブに入社。Webサイト制作のディレクションからリスティングの運用、アクセスログの分析など現場での業務を経験し、現在はマーケティングコンサルタントとして、BtoB・BtoCのデジタルマーケティングの戦略立案から伴走支援までを行う。
2024.07.01
2024.06.21
2024.06.17