自社でGoogleデータポータルによるダッシュボードを構築。GoogleアナリティクスとCRMのデータは直接Googleデータポータルに接続していましたが、MAデータは月に1回ダウンロードしてからCSVに整形、アップロードしており、工数がかかっていました。また、月1回のデータ更新にて、日々の動きをチェックすることができない状況でした。マーケティング施策のPDCAをスピーディーに回すためにも、MA、Googleアナリティクス、CRMのデータを全てGoogleデータポータルにまとめて可視化したいと考えていました。
ETL(Extract Transform Load) ツールを利用し、MAからDWH(Data Ware House)であるBigQueryへ、個人情報を含まないデータの自動連携を行いました。さらに、Googleデータポータルから必要な情報のみが参照できるようにデータマートを構築しました。
1)MAの利用オブジェクトを整理し、連携する項目を精査
2)ETLツールのスケジュール機能を利用し、日次バッチでMAの各テーブルをBigQueryへ連携する設定を実施
3)BigQueryに蓄積したデータをGoogleデータポータルから参照するために、BigQueryのスケジュールクエリ機能を利用してテーブルやビューでデータマートを構築
MAからデータをエクスポートする時間と、エクスポートしたデータをExcelで加工する時間が0になりました。また、月1回のデータ確認から日々のデータ確認ができるようになりました。
ETLツール+DWH活用で、レポート作成の効率化と日次単位のデータ確認を実現いただきました。今後はBigQueryに蓄積したMAの顧客データを分析することで、データに基づいた施策の実施・検証を行い、よりMAを活用いただきたいと思います。
マーケティングデータアナリスト
八木 耕祐
Web行動履歴やアプリデータによる顧客行動分析
アナリストとして、50社のアクセスログ分析に携わる。現在は、データ設計、データマート構築などの基盤づくりから、ダッシュボード作成、分析まで、データ活用を極めている。セミナー登壇は50回以上、満足度90%以上のセミナーも多数。
リモートワークになり、海の近くでマリンスポーツをエンジョイ中。
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