Marketo運用を長年担ってきたマーケティングスタッフ2名が同時期に退職という予期せぬ状況となり、後任者を採用し運用できるよう育成することが急務となりました。また、後任者が対応できるようになるまでの間、滞りなくMarketoの運用を進める必要がありました。
新任者が採用され、運用ができるようになるまでの約半年間、パワー・インタラクティブでMarketoの設定・運用を実施しました。パワー・インタラクティブでは、コンサルタント2名、オペレーター2名のチーム体制のもと、単に運用代行をおこなうだけでなく、ワークフローの見直しや運用の整備をおこない、Marketo運用の効率化、活性化も進めました。
前任者からの業務引継ぎ書がない中、ワークフローの洗い出しから始め、Marketo内に設定されているプログラムが稼働しているのか、非稼働なのかを1つ1つ目視で精査をおこないました。また、グローバルで実装されていたキャンペーンテンプレートを日本用に使用できるよう整備しました。
イベント施策のワークフローの見直しと整備を行い、設定時間の効率化を図りました。
オンラインセミナー本番時にシステムトラブルが発生し開催が中止になった際は、お詫びメールの配信設定を速やかにおこない、大きなクレームには至りませんでした。
オンラインセミナーの集客メールや週1回の定期メール配信、オンラインセミナーやオフラインイベントの参加ステータス変更、週次の効果検証レポートの作成などを通じ、Marketo運用のさらなる活性化を推進しました。
前任者の退職後も定期メール配信やイベント施策を中断することなく実行することができました。また、ワークフローの見直しや整備を行ったことで、作業の効率化を図ることができました。特にイベントの集客策を速やかにおこなえるようになったことで集客率が向上し、満席に達したイベントのリピート開催につながりました。 新任者の教育・育成においても、定期的なトレーニングを実施し、新任者が独り立ちしてMarketoの操作・運用ができるようになりました。
マーケティングオペレーションチームリーダーとして複数名のチーム体制で業務を推進しました。まず直面した課題は、前任者からの引き継ぎ資料がほとんどない中での運用継続でした。特に苦労した点は、属人化されていた業務を解明する作業と、ワークフローの見直しでした。プログラムの稼働状況を一つ一つ目視で確認し、必要な調整を行い、運用の効率化を図りました。また、オンラインセミナー本番時にシステムトラブルが発生した際には、チーム全体で迅速な対応策を講じ、お詫びメールの配信をスムーズに行ったことで、問題を最小限に抑えることができ、お客様からも高い評価をいただきました。
当社のチーム体制の強みは、専門知識を持つコンサルタントとオペレーターが協力して作業を行うことで、運用の安定化と効率化を同時に実現できる点です。当プロジェクトでも、チームメンバー全員が一丸となって、お客様の課題に取り組み、短期間で成果を上げることができました。結果として、運用が中断することなくスムーズに引き継ぎができ、新任者の教育も円滑に進めることができました。
これからもお客様のMarketo運用の完全内製化に向けての支援を続け、Marketoの活用を最大限に引き出すためのサポートを提供していきます。お客様の一員として共に課題を解決し、お客様と共に歩むパートナーでありたいと考えています。
マーケティングコンサルタント
長島 小百合
マーケティングオートメーション活用支援
複数のIT系企業にてBtoBマーケティング業務に従事。
ユーザーとしてOracle Eloquaなどの国内外のマーケティングオートメーションツールに携わり自社マーケティング施策を実行。
2022年より現職、Adobe Marketo Engage オペレーション支援を担当。マーケティング部門での業務経験より、お客様と同じ視点でマーケティング活動をサポート。
溺愛中の愛犬が癒しの存在。
2025.03.04
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2025.01.06