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メールの件名に、受信者の名前を差し込むと開封率は上がるのか?-デジマ実験室-

パワーインタラクティブのデジマ実験室へようこそ!

「まずはやってみて、その感想を共有する」がテーマのこのコラム。

本コラムでは、自社のマーケティングに携わるメンバーが、自社のWebサイト、セミナー/イベント、マーケティングオートメーションを運営するなかで、いつの間にか定番化している施策を、「それ本当にそうなの?」とあらためて、テストし、検証し、その結果をコラムとして公開します。

また施策の検証以外に「話題のツールを使ってみた感想」なども公開し、明日から使える情報としてお届けいたします。

記念すべき第1回のテーマは、メールの件名です。デジタルマーケター2年生の若手、八木耕祐がお届けします。

[八木プロフィール]
2017年入社。趣味は読書。好きな作家は「星新一」。
パワー・インタラクティブのマーケティング部に所属。Marketoを操作して、商談創出に勤しむ。自社サイトの更新作業も担当。

メールの件名に、受信者の名前を差し込むと開封率は上がるのか?

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メールマガジンの開封率アップを目的に、件名に送信先のお客様の名前を冒頭に入れるという手法があります。多くのメール配信システムには、メールのタイトルに、個々のお客様の名前を差し込む機能が実装されています。

BtoCのECサイトや、人材系サイトからのメールによく使われている手法ですが、BtoBのメールでも使うことがあります。実際、BtoBのメール案内のタイトルに、個々のお客様の名前を差し込むことで、開封率はアップするのでしょうか?

テスト概要

2018年11月から2019年2月の間に配信した、東京および大阪のセミナー告知メールのうち4件を対象に「メールの件名の冒頭に、受信者の名字あり・なし」で以下の2パターンによるABテストを実施しました。

メール配信にあたってはMarketoを活用し配信対象者の内、50%をパターンA、残りの50%をパターンBに設定して、テストを実施しました。

テスト結果

下表は今回のテスト結果をまとめたものです。

テスト結果

結論から言うと、4本中3本は、やや名字ありが高い結果となりましたが、名字あり・なしで大きな差異は出ませんでした。

冒頭名字あり・なしより、重要なこと

パワー・インタラクティブでは年間50~60本のセミナーを開催しており、セミナー申込数の確保は私の重要な業務の1つです。セミナー集客の手段は複数ありますが、なかでもハウスリストへのセミナー案内メールの成否が、最終的な申込数に大きな影響を与えます。

セミナー案内メールからセミナーに申し込んでもらうためには、「開封してもらい、メール内のセミナー案内のURLをクリックしてもらい、セミナーページから申込みフォームに入力してもらう」必要があります。

お客様のこの流れがスムーズに進むように、セミナー案内メールを配信する際にセルフチェックを行っています。

※セミナー案内メールを配信する際のセルフチェック項目

メール配信

関心を持つセグメントはどこか
参加してもらいたいセグメントはどこか

メール開封

差出人を事務局名にするか、個人名にするか
セミナーの題名の中から、関心をもってもらえるようなキーワードをメール件名に入れるか
セミナー題名以外で関心をもってもらう工夫ができるか
  例①)「人気の」、「締切間近」などの言葉を冒頭に入れる
  例②)相手の名字を冒頭に入れる

メールクリック

メール文で関心をもってもらい、セミナーページで詳細をみたいと思ってもらえるか

セミナー申込

セミナーページ確認後、スムーズに申込み完了へ誘導できるか

メールの開封率に与える要素として、

  1. 差出人名を、セミナー事務局名にするか、講師や営業担当者等の個人名にするか
  2. セミナーの題名の中から、配信セグメントに関心をもってもらえるようなキーワードをメール件名にいかに入れるか
  3. セミナー題名以外で関心を持ってもらう工夫できるか。

の3つぐらいが考えられます。

今回の「冒頭名字あり・なし」は 3. の工夫の1つになります。今回の実験から、件名に名字を入れるか入れないかは、どうやらBtoBの場合、開封率に大きな影響を与えるものではないと思われます。もちろん、たった4本の結果で結論を出すことではありません。

しかし、私の役割としては、このテストの精度を上げることよりも、開催セミナーの意図を考慮した配信セグメントの検討と、セミナーの題名から対象セグメントに合わせた、関心が高そうなキーワードを件名に入れ込む等の施策の方が優先されると感じた実験結果となりました。

以上

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