1on1ミーティングの有効活用には部下側の自己開示が欠かせない

2022年5月18日(水)

マーケティング部 岩野航平【文責】

私がパワー・インタラクティブに入社した2021年4月、目標管理手法が変わった。数字をベースとするKPI(Key Performance Indicator)から、目的をベースとするOKR(Objective and Key Result)へ。
OKRの管理ツールはアジャイルHR社の「1on1 navi」を使用。3ヶ月ごとに目的(Objective)と重要な結果指標(Key Result)を見直して運用している。

OKRを推進するため、毎週30分上司との1on1を実施している。しかし、毎週新たな悩みが出てくるわけもなく、業務の相談をする時間になっていた。

1on1を導入してしばらくした頃、有意義な1on1の推進を目的としてアジャイルHR社代表取締役社長 松丘氏の1on1研修を受講した。

研修で学んだ、1on1ミーティングに臨む部下側の心構え

研修のなかで、松丘氏はこう語った。
「1on1はメンバーのための時間であり、メンバーのための場。上司のための場ではない」

部下としてはありがたいが、真に受けるとまずいとも感じた。1on1は組織のためにおこない、そのために部下の人柄・描く未来を知るためのものだと理解した。
そういった視点で、1on1研修を通じて得た学びをまとめた。

1on1ミーティングは組織成長のためにある

1on1ミーティングは部下に寄り添っておこなわれるが、部下のためだけにおこなわれるものではない。対話を通じて互いを知ることで、組織の成長につなげていく。部下側はその視点を忘れてはならない。

松丘氏によると、1on1の良し悪しは「部下が良いと感じたかどうか」で決めるそう。つまり、上司は「部下が良いと感じたかどうか」を気にして1on1に臨む。自分が気持ちよくなることだけでなく、上司側の目的を達成できているかも気にしながら臨みたい。

上司は優しい気持ちで部下を見ている

1on1研修では講義内容をもとに、普段別のチームで働く者とペアを組み、上司・部下両方の立場で1on1を実践した。私は普段部下を持つ立場にないため、上司として1on1に臨んだのは初めての体験。

上司側の立場で1on1に臨んでみると、思いの外優しい気持ちになることに気付いた。「どんな時に仕事を楽しいと思うのだろう」「どんな仕事を振ると、キャリアを前に進めてあげられるだろう」と考える。部下側で1on1に臨むだけでは気付けなかった視点は、本研修の大きな収穫となった。

上司は思いの外、優しい気持ちで部下を見ている。

心を開く勇気を持つ

組織に属する人間として、上司に何でも話せるわけではない。腹のなかに抱えていても、言わずにいることは誰しもあるだろう。ただ、1on1ミーティングに臨むとき、こういった心の壁を少しだけ壊してみると良い。

研修後、上司と深く話したことがあった。自身の生い立ちや現状、何を大事にしているかなど、内容は多岐に渡る。その日からいくらか、上司とコミュニケーションが取りやすくなったように感じた。くだらない話でも気軽にできるようになった。心を開くには勇気がいるが、その勇気が互いの関係を前に進めることもある。

「組織」に対する考え方が変わった

「管理型マネジメントを受けて若いころを過ごしたベテラン層の方からすると、「支援者になること」を善しとされることに対して「甘い」と思うことはないのでしょうか」

松丘氏はこう答えた。

「1990年代の終わりから管理型マネジメントになったが、昔はそうではなかった。支援だから甘いわけではない。言いにくいことをいう場面もある。そういったことを含めて、成長を支援するのが1on1」

これを聞いて、私のなかで組織に対する考え方が少し変わった。組織と個人の利害は一致しえないと思っていたが、そうでもないらしい。
組織と個人で同じ方向を向いている。そんな組織の一員で在りたいし、そんな組織で在れるよう尽力したい。そう感じた研修だった。

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    マーケティング部岩野航平
    メディア事業の立ち上げを経て現職。自社マーケティングとセールスを担当。 趣味はスキンケア。日本化粧品検定1級を受験済み。

    
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